焦る気持ち
11月16日(土)
【正念場 トップを走る 孤独感】
入試日が少しずつ近づいてきて、子どもたちの中にもいつもと違う表情が加わってきています。
それにも増して、子どもたちより更にヒートアップしているのがお母さん方かも知れません。
年明けの入試。
当然頑張りの成果の頂点は、入試当日ということになります。
しかし、今最終コーナーにさしかかろうとしている子どもたちの気持ちは、本当にはりつめた状態です。
昨日解けた問題が、今日再度解いてみると解けなかったりすると、表情に焦りの色が隠せません。
特に頑張っている子ども程、その傾向は強くあらわれています。
少しリラックスしてもう一度チャレンジすれば、ちゃんと解けるのですが、
(間違ってはいけない。)という意識が強くはたらきすぎてミスに繋がっています。
この時期からの心の揺れは、そばで観ていると(早く解放してあげたい)と、感じるほどですが、まずはリラックスしている状況を作って、積み上げて来た力を出し切れるような環境を整えてあげたいと思っています。
このような状況からもわかるように、この時期お母さんの何気ない一言が感情を大きく揺さぶります。
いつもならこんな受け答え方をしないのに・・。
自分が準備する押し迫ってくる時間と不安の中で、子どもたちは頑張っています。
特に、ここまでしっかり点数で成果を出していた子は、少し分からなくなると大きな不安が一気に押し寄せてきます。
ハンドルは遊びの部分がなければ、上手く機能を果たしません。
少しのゆとりは、必要なのです。
言葉で追い込んでしまわないように・・。
焦る気持ちにゆるやかなブレーキ操作を入れて、残りの時間を費やしていきたいと思っています