悩んでいるお母さんへのメッセージ
11月6日(水)
【志望校 偏差値見るより 我が子見て】
この時期、毎年お母様からの電話やご相談で懇談の時間が増えてきます。長文メールでの悩めるお母さんからの思いも感じています。
子どもたちは、自分の課題をチエックし、日々計画に沿って自分に必要な学習を積み上げているのですが・・。
最終決定に近づくこの時期に、そわそわして落ち着かなくなるのは、子どもたちより案外お母さんの方。
受けて返却されてきた模試の点数に一喜一憂しては、
(志望校を変更した方が良いのでは・・)と、また悩み始めたり・・。
もちろん、我が子が6年間多感な時期にお世話になる学校選びなので、慎重にとの思いはあるでしょう。
しかし、昨今情報が溢れかえっているこの社会で、情報やまわりの話にばかり振り回されていたのでは、本当に見極めて判断しなければならないことが見えなくなってしまいます。
もちろんそれぞれご家庭の方針があるでしょう。
しかし、まずは我が子を第一に見つめて下さい。
偏差値と模試の結果を照らし合わせ、合格圏の学校を探し受験する。
これでは、何か見落としている部分があるのではないでしょうか?
入学して雨の日も風の日も学校に足しげく通うのは子どもたち本人です。
何よりも、充実した学校生活が送れることを優先した学校選びでなければなりません。
偏差値の高い学校が、我が子に合っているとは限らないのです。
情報がすべて・・と言った感じであちらこちらへ足を運ぶことよりも、我が子の性格や好きな事、興味のあることに今一度目を向けて、(○○中学なら笑顔で通いながら学べるのではないか)と考えて欲しいと思います。
大人のものさしだけでは測れない、もっと大切な原点に立ち返る作業を、おろそかにしないで欲しいと思います。
精神的に落ち着いた状態で、学習してきたことをべストのかたちで発揮できるように、心の安定をサポート出来る大人でありたいと思います。
入学すれば、その子にとっての中学はその学校での生活がすべてです。
これからは、ますます個性を磨くことの重要性が問われる社会となるでしょう。
我が子だからこそ出来ること。
冷静に考えればその答えが誰よりも分かっているのはお母さんのはずです。
参考にしていただければ、嬉しく思います。