じっくり取り組む生活リズム
10月30日(水)
【文章題 聞かれている意味 理解せず】
いつも最近の子どもは忙しいと書いていますが、その忙しさが影響を与えていることのひとつに
『読み切る力不足』があると思います。
算数が苦手な子。
計算が遅いというのは、単にドリル数の不足を補えば、数か月もすれば、あっという間に解消出来ます。
しかし、文章題となると、明らかに読み切る力のない子にとっては、なかなか手ごわい問題となっています。
私が国語の読み書きに力を入れたい理由がここにあります。
読む力ではなく、読み切る力にこだわりを持ちたいと思っています。
毎日、忙しく過ごしていると、次にすることに気を取られ、今していることを早く終わらせてしまいたい・・と、焦る気持ちが生まれています。
それが、問題をじっくり読み切れない原因となり、自分なりの解釈で問題を解いて答えてしまっているのです。
「昨日、宿題でやった問題と同じだと思ってたのに・・。」
よく読めば、問われていることが違っていることにはすぐ気がつくのですが、急いで処理する習性がついてしまっている子がいます。
基本はやはり聞きとる力と書いて要約出来る力に尽きます。
忙しい毎日が定着している子に考えてまとめる力はなかなか難しい課題になります。
学校で習う問題は、いつも満点に近くても、問題の本質が理解出来ているかは別の角度から確認しなければ、わからないと思います。
読み切るためには、まず聞けることが大前提。
人の言葉に耳を傾けられる子は、例外なく伸びています。
まずは、ここから始められる環境作りに取り組んではみませんか・・・。