書くことに慣れる
10月31日(木)
【興味持ち 書き進めれば 新発見】
今日で10月も終了ですね。
本当に時間の経つのはあっというまですね。
今日電車の中には、可愛い子どもたちから、大学生まで様々な仮装した人たちがにぎわいを見せていました。
今日は、天声人語の書き写しについてお話したいと思います。
教室では4年生あたりから、天声人語の書き写しを始める子どもたちが増えてきています。
当然内容が難しく、全く意味の分からない日の文章が最初は大半を占めるのですが、何日かに1度は、内容を理解出来る文章に出会えるようになります。
スポーツ選手の話題だったり、台風や地震などトップニュースで目にした記事についてだったりと、少しずつ自分にも分かる記事が増えてきます。
毎日では、続かなくなってしまいがちなので、
「自分が分かりやすい記事の日だけ書き写しをしてみては・・?」
と、提案しています。
5,6年生になると、ずいぶんと書くことにも慣れてきて、記事の話題について休憩時間に話すことも増えてきます。
社会に目を向け、関心を持つことは、必ず先の学習意欲へと繋がっていきます。
昨今、携帯電話を使って、メールでのやり取りが小学生にも浸透してきています。
子どもたちの環境では、書く作業が著しく減少しています。
「漢字を調べてごらん・・。」
と、辞書を持ってきても、
「家だと携帯で変換したら、すぐに分かるんだけど・・。」
「お母さんもそうして調べてるよ。」
と、返事が返ってきます。
読んで書いて要約し、文章化していく。
そんな作業は、めんどくさいだけの作業へと変わりつつあるのかも知れませんが、自分をアピールしていく手段のひとつとして、思いをまとめて書き、それを順序立てて話せることは生きていく上で必要不可欠です。
書くことには、とことんこだわり続けていきたいと思います。