お母さんが変われば
10月19日(土)
【まちがった 大切なのは 返却後】
『失敗は成功のもと』
失敗をしないことが良いことではありません。
失敗した時には必ず失敗した原因があります。
「アーまた失敗しちゃった。」
これだけでは、失敗を生かすことが出来ませんね。
失敗は成長過程で必ず必要です。
失敗をしないようにというところに意識が強く働いて、
「×をつけないでね。」
「すぐにやり直すから×書かないでね。」とお願いしに来る子もいます。
「×を見たら、お母さんのご機嫌が一気に変わるんだから・・。」
お母さんのご機嫌を良くするために、○を並べておきたい様子。
この会話を聞いていると、お母さんの様子やコメントがいかに大切にかがお分かり頂けると思います。
子どもは本当にお母さんからのコメントで一喜一憂しています。
伸ばすのも、後退させるのもお母さんの関わりが非常に重要なのです。
子どもは純粋です。
純粋だから、きちんと学習習慣をつけてあげれば、本当にあれよあれよという間に、伸びていきます。
「先生、わからない。」最初はすぐにそう言って聞きに来ていた子も、最初に一緒に考えた例題にもう一度戻ってみるという作業が身につくと、みるみるうちに自分で答えを導いてくるようになります。
お母さんも、「また間違ってるじゃない。」と、声に出す前に、どうか別の言い方で表現する努力をしてみてください
間違っていることだけを指摘してしまうと、(答えがあっていればそれでいい。)ということとして理解する子どもが出てきます。
そこに注目させてしまったら、(答えだけを早く知りたい。)ということだけに意識がいってしまって、どこがどう違っていたのか・・という大切な気づきがないままに、過ぎてしまっていることがあります。
学習の基本は、教えるのではなく、気づかせること。
これに尽きると思っています。
失敗は成功のもとになるように、失敗を生かした次へのステップへつながるように、大人の配慮をしたいですね
お母さんと一緒に、これからも考えていきたいと思っています