見極め力
5月9日(木)
【今頑張る 力があるのか 見極める】
徐々に暑さが増してきましたが、水筒持参の子供たちは相変わらず元気いっぱいです
6年生は自習も含め、それぞれの頑張りが確認できるようになってきています。
中学受験に向けて、自分のやるべきことが分かっている子はギアチェンジも良好で、取り組みに変化が見られるようになってきています。
子供たちを見ていて、毎年受験について考えます。
高校受験はある程度、自分の進んで行きたい方向性が自分自身で確認出来ていると思いますが、中学受験においては、やはり親御さんの意向が大きく働いています。
もちろんそれぞれの御家庭においても、答えの出し方は違っていて当然です。
一貫教育で学ばせたい・・。
一生つきあっていける友人を得て欲しい・・。
その他にも、いくつか志望動機がそれぞれにあって、受験をと思われる御家庭も多いと思います。
しかし考えなければならないのは、まずその子が中学受験向きか、高校受験向きかを見極めることだと思っています。
「何をするのも遅くって・。」
そう言われている子は、ゆっくりのスピードながらも、しっかりと物事を観察できている場合があります。
急がさない事が、のちのち大きな力を発揮することに繋がっている場合だってあるのです。
どのタイミングで頑張りを発揮できるのかは、その子その子によって、大きく違ってくると思います。
同じ復習をかけても、それぞれに復習の持つ意味の理解度が違っています。
その子の持っている性格もあるし、幼さも大きく関わっていると思います。
『やる気スイッチが見当たりません。』
そう言っての御相談もありますが、その子の伸びる時期というものがそれぞれにあります。
まずは、頑張れる時期が今なのか、3年先なのかをきちんと見極めて判断材料のひとつに加えて欲しいと思います。
3年後なら、今この基礎を徹底的に学ぶことで、更に選択肢を広げて志望校を決める・・。なんてことも、可能になる場合がたくさんあります。
何のために今、頑張るのか・・。
その答えが自分の中に明確でないのなら、3年後に基礎力を高めて臨む選択肢があることも考えてみて欲しいと思います。
常に自分と向き合いながら、社会に出て本当に魅力のある人間へと成長して欲しいと心から願っています