自分で把握出来ていますか?
12月15日(土)
昨夜からしとしとと降っていた雨も今はあがっていますが、まだどんよりとしています。
運動部の子は、土曜日に試合が多いこともあり、金曜日はいつも土曜日の天気を気にしています。
クラブと勉強の両立。
言葉で言うのは簡単ですが、なかなか時間を上手く使っていくことは難しいようです。
教室では、自分の予定表をきちんと作成してから、学習に取り組み始めよう?と、話しています。
予定表にこだわる訳は、段取りが取れるようになってほしいという願いがあります。
中学でも、高校でも、大学でも、そして社会にでても、自己管理能力が求められます。
今日中に仕上げることは何なのかを、自分自身把握できているのかは大切なことです。
昨今、言われてから取り組む・・と言う子が圧倒的に増えています。
いわゆる「指示待ち」です。
自分が何をすればよいのかを自分で把握できていません。
しかし、これは子供側だけの責任ではありませんね。
昨日も触れましたが、周囲の大人たちがお膳立てをし過ぎています。
「まずはこれから始めなさい。」
「もう宿題は終わってるの?」
「明日のテストはここが大事だよ。もう一度見直して・・。」
ご丁寧に次から次へと、指令が飛びます。
本人が自分が次に何をすれば・・などと、考える時間がありません。
この状況下で段取りが取れるようになることは至難の業ではないでしょうか?
スケジュール管理は、幼くても自分でする習慣が必要だと思っています。
手帳をお持たせ下さい・・と、お願いしているのはそのためです。
(出来るようになる。)
(習得できる。)
これには、ドリル数が不可欠なのです。
失敗がつきものなのです。
自分が何をすればよいのかがわからない。どこをやり直せばよいのかがわからない。
これ以上悲惨なことはないですね。
手を貸すこと,お膳立てをすることが、段取りを考えなくてもいいように誘導していることもあることを、忘れないでほしいと思います。
子供たちに本当の力をつけること。自分で出来る力をつけること。
今、大人が問われている早急に対応しなければならない課題だと思っています。