みんなちがって、みんないい。
10月23日(火)
最近レッスンの中で、グループデイスカッションの時間を取り入れています。
国語の文章でそれぞれの登場人物の気持ちを考える ・・。
園児や低学年の頃は、物事の判断はイエスかノーの2択です。
「それは良くないと思います。」
「右のほうが合っています。」
「この人はいい人。」
「この人が悪い人。」などと、
良いか悪いか・・。正しいか間違っているか・・。と、
子供たちはきちんとどちらかを選択して答えを出していきます。
しかし、少しずつ学年があがると、感情に変化が現れます。
「確かに、あの行動は良いとは言えないけれど、気持ちも分からなくはないかも。」だとか、
「みんなはダメなところばかり見てるけど、何も言わずに信じて待ってたのは、結局○○だけだったかも。」
などと、そう答えた人物の気持ちに深く入れるようになってきます。
国語科のおもしろさを学べる領域の扉の前に、次々に到着しつつある子供たちの姿を発見しながら、
より深く、それぞれが違っていて素晴らしい・・ということを理解し、認めることが出来る子供たちへと
成長して欲しいと願っています。
幼少の頃のまま、まっすぐに大きくなってきた子供の中には、少しファジーな領域の理解を受け入れることに
抵抗のある子も見受けられます。
「たとえそうだとしても、良くない事は良くない・・。」
正統派の意見は曲げれません。
国語だけでなく、いろいろな場面で、この学習は意味を持っています。
クラスで何かを作っていく時。
みんなで練習していく時。
自分の意見を通すだけでなく、妥協点を見つけるために歩み寄ることも必要になってきます。
その時こそ・・。
みんなが違っていることを認められる人であって欲しいですね