伸ばすほめ方
4月20日(金)
毎日教室では、子供たちとのいろいろな関わりが生まれます。
そんな子供たちとの関わりの中で、いつも言葉のかけ方について考えます。
基本的に、ほめることを、とても大切にしていますが、ほめ方にもいろいろあると思います。
私が心掛けている事のひとつに、何をほめられたのかが、明確に伝わるように・・ということがあります。
どんな人も、ほめられて悪い気がする人はいないと思いますが、抽象的なほめ方よりも、
その人だからこそ、ここが素晴らしい・・というように、具体的に何がよかったのかをきちんと伝えた上で、
ほめるというスタンスを大切にしています。
また、もうひとつ大切にしていることは、ほめるタイミングです。
例えば、漢字テストをしたとします。
先週覚えてくることが出来ずに、再テストになり、今週は頑張ってきた子がいたとします。
今日のテストは自分でも、手ごたえがありました。
しかし、いつもはその日のうちに必ず返却しているテストが、授業の進度の関係で、 合間に採点する時間が取れずに、帰るまでに返却出来ない日があります。
でも、頑張ってきた子は、返却して欲しくて仕方がありません。
このような場合、授業が終わって採点をしたあと、必ず本人に電話を入れ、頑張ってきた成果が
出せていたことを、その日のうちに伝えます。
それは、やはりその日に伝えることが、大切だと思います。
来週の授業で、先週はよく頑張っていたね?では、意味がないのです。
せっかく頑張ってきたのです。
来週、コメントしたのでは、その子には響かなくなってしまいます。
旬の時に、ぜひきちんと評価してあげたいと思います。
ほめることは、ちゃんとその頑張りを見ていたよというように、わかりやすくダイレクトに伝える必要がありますね。
この部分は、ご家庭でもぜひぜひサポートしていただきたいと思います。
子供の伸びる力は、こんな部分で大きく左右される気がします。