子どもの視点
3月10日(土)
先日、今日の発見という思考力プリントの取り組みの中から、いろんなものを違う角度からみてみよう!という
課題に取り組みました。
人はある程度それが何かということがわかれば、あまり詳しくは見ていません。
見たつもり、わかったつもりではありますが・・・。
先日、1年生の子どもが、近くの点滅信号が今日は動かなくなってた・・。と教室へやってきました。
信号が動かないのは大変だよね・・と話していると、
信号の電源はどこにあるのかなーと思って、信号の裏や下からのぞいてみたけどなかったよ。
先生、どこにあるか知ってる?
どこにあるかわからなかったら、直せないよね?と言い出しました。
多分予想では信号機の上にコンセントがあるよ。
だって、そのほかは全部見たけどなかったから・・。電気屋さんは、はしごがいるね。
上も見たかったなー。
誰か知ってる?
いつもとってもお世話になっている信号機ですが、みなさん色はどんな並びかわかりますか?
青と赤はどちらが右でどちらが左?
絵にきちんと信号を再現できますか?
子どもたちからは、そう言われたらちょっと自信ないなー。と色鉛筆がとまってしまった子もちらほら・・。
信号機の故障に出会ったその子は、信号機が故障していたことで、じっくり観察する機会に恵まれ、
今日の調べ学習はこれにしよう!と帰っていきました。
何気ない日常の一コマから、新たな発見が出来ることって素敵ですね。
歩いて教室に来てくれたからこその発見と観察です。
なんとなく見ているものこそ、決めつけて思いこんでいることが、よくありますよね。
違う角度から見直すことで、全く違う別の一面と出会えるかも知れませんね。
このような積み重ねを経て、大きくなった子どもたちは、国語の文章を読む時に、
違う角度から見つめた読み方を習得しています。
楽しみいっぱいですね。