全力で時間を過ごす子どもたち
7月に入りました。
真夏の暑さがじわじわと身体にジャブ攻撃を加えていますね。
しっかり食べて、充実した睡眠時間を確保して、暑さを乗り切っていきましょう!
面白いことならどんなに暑くても集中する!
通知表にも興味、関心の欄があり、子どもたちが興味のあることに関心を持って取り組む姿に評価点がついています。
子どもが興味、関心を示す。
これはとっかかりで「面白そう‥。」と感じられるかがキーポイントになってきます。
「面白そう‥」というツボは、それぞれに違います。
いかにその子どものツボにはまるかが、提供側の工夫を凝らす部分になりますね。
教室では、教師希望のアルバイトの先生がこれまで何人も巣立っていきましたが、それぞれの授業の持っていき方をみていると、個性豊かな授業の入り方が見られました。
自分の失敗談から話を始める人。
1日のうちで一番好きな時間の話から入る人。
好きなスポーツの話から入る人。
姉妹の話から共通点を探す人。
どの先生も、話の中から子どもの興味のあるものを探りながら、その子の中でイメージがつきやすい話から始めていこうとしています。
アルバイトに来てくれる先生へのお願いとしては・・。
①全部を教えない。(その子にとってのヒントのみをわかりやすく出す)
※このヒントの出し方のころ合いが難しい。
②まずはしっかりその子の特性(個性)をつかむように会話をして欲しい。
③自分も一緒に考えるスタンスを大事にして欲しい。
という3点をお願いしてのスタートになっています。
1から10まで懇切丁寧に解き方を教えると、その時はいいのですが理解はしておらず、次回来た時には、しっかり忘れてしまっていることが大半です。
「教えてもらう」時点で、受け身。
自分が理解しようとしていないので、記憶に残っていないのです。
この学習方法では、永遠に誰かに教えてもらわないと、学習できなくなってしまいます。
まずは、興味関心のあることを見つけ出し、共有しながら記憶に残る学習を積み上げることに時間を使っていきましょう。
自分が知らない世界はニュースや読書で補おう
毎回、分厚い本を読む必要などありません。
活字中毒だと認めている方を除いては、読書習慣のない子どもにとってはハードルが高いはず。
青い鳥文庫や読みやすいシリーズものからでかまわないので、その内容ならこんな世界かな・・と、まずはイメージできるようになれば大成功。
私は幼少期の頃、夏休みの読書感想文の課題を仕上げるために、ひたすら「あとがき」を詳細に読んでいました。
作者の育った環境や、これまでに経験してきたことなどをイメージし、そこから感想文に書き記していました。
その本の内容がその読んだ時の自分にとって、タイミングがピタリ賞であれば、しっかり読み進めたのですが、そうでない場合は、あとがきから作者の歩んできた道をイメージしてその上で本のあらすじを少し確認しイメージを膨らませて感想文へと紡いでいた記憶があります。
全く知らない世界のイメージは持ちにくいので、できれば自分が日常ではあまり関わることがないような世界のことは、読書や新聞、ニュースなどから広げていくとバッチリですよ。
関心を持っているからその関連の事例を挙げていくのも一つですが、知らない世界はあえて親子で足を運んで知識を深めるのもおすすめです♪
お母さんやお父さんと一緒に知ることが出来た経験は、子どもの記憶の引き出しにしっかりインプットされていきます。
教える目線ではなく、一緒に学んだ視線が大事なんですね。
デパートでの観察のすすめ
暑さが厳しいと、外でずっと過ごすというのも無理がありますね。
そんな時期におすすめしたいのが、デパート観察。
それぞれの売り場で、学びの種がゴロゴロと転がっています。
先日娘と洋服を見に行った時に、マネキンを見ていた3歳の孫娘が、
「このお姉さん、授乳中だね」と教えに来てくれました。
?・・・。
よく見ると、マネキンのお姉さんは大判のストールを肩まで羽織っていて、まさに授乳ケープと同じ感じ。
「でも、赤ちゃん静かだね、もうおなかいっぱいで寝ちゃったのかなあ‥」とのコメント。
孫娘の下には、1歳の授乳中の妹がいます。
思わず吹き出しながら、大笑い。
子どもって本当によく観察しています。
学習意欲ってどのように育てる?
計算や読み書きが出来たりも大切な学習の一つですが、まずは幼少期から低学年のうちに好奇心を育てておきたいですね。
観察力は「早くして‥。」を連呼している間に育てることは難しいと感じています。
忙しいお父さん、お母さんからすれば早く機敏に行動して欲しいと思うのは無理のない話ですが、観察するには、時間が必要なことは言うまでもありません。
意欲は、興味関心が芽生えて初めてムクムクと芽を出し始めます。
子どもの小さな観察を大切にしてみませんか?