梅雨時期の大人の課題
今日、梅雨入りを迎えました。
しばらくは、雨の音を楽しむ期間となりますね。
紫陽花に雨粒の光が美しい季節。
風情を楽しみたいですね
子どもの気持ちを汲み取るには
雨の中、それぞれに過ごし方は違っています。
ぴちゃぴちゃという水たまりの中を楽しむ子もいれば、新しいレインコートが濡れるのがどうしてもイヤで出したくない子。
自分の思いは十人十色。
五感を研ぎ澄ませて、感性を育む時間が流れます。
優先すべきは何でしょう。
少し観察しながら、個々に寄り添い発見したいですね。
自分らしさを表現できる子ども
雨になると室内遊びが主流になりますが、ここでもそれぞれに今興味があることが違っています。
大人は雨の日だからと、雨のテーマにそった制作や読み聞かせを準備していますが、雨の日だからと言って、今日の気分は音楽に合わせて踊ってみたい・・など、その子によって「今日のアンテナ」は違っています。
準備は大変ですが、子どもに合わせた取り組みは。感性を伸ばす意味でも大きく関わってきます。
それぞれに計画案はありますが、寄り添う大人が引き出しの中から、プラスできる素材を持っておきたいものです。
先日の取り組み
まだ梅雨ではなかったですが、テーマを「音」に絞って、音に集中して色々なジャンルの音集めをしてみました。
車の音だけでもいっぱいあって、
■急いでいる音
■急ブレーキの音
■クラクションの音
■エンジンをかける時の音
など、実に色々シーンを思い出しながらお話しをしてくれます。
マンションで複数の車が行き来する駐車場では、
「この音はパパの車じゃない!」
と、断言できる子も現れます。
音ひとつでも奥が深い。
子どもの感性は大人より数段、研ぎ澄まされています。
提供の仕方を工夫する
低学年のうちは、「こんにちは。」と入ってきたときの様子を見て、国語メインか算数メインかを決める日があります。
その際に気をつけたいのが、今日の学習テーマです。
素材は変えても
「思考力をつける」
「100までの数字」
「ことわざを使う」
などなど、テーマはブラさずに学習の方法に変化を持たせる。
大人側が工夫するのは、この部分だけ。
梅雨時期も、自分の楽しい取り組みを見つけてみましょうね!
ではまた、次回。