自分にしかできないこと
11月も後半になり、ようやく11月の気候になってきましたね。
紅葉は遅いスタートで、まだまだ見頃のところもあるようで、短い秋を満喫したいですね。
今日は、子どもたちの成長過程について少し・・。
子どもの発想は無限大・・。
最近はオンライン化が進み、みんなで一つの課題に向かって考えを巡らす作業の時間が少なくなっているのが現状ですが、子どもたちの発想力が決して衰えているわけではありません。
ある中学1年生の男の子。
定期テスト前に何やらテスト範囲の教科書や授業ノートを念入りに見返しています。
しかし・・。
マーカーのライン部分を見直しているわけではなく、重点ポイントを点検している様子もなく、自分で書き込んでいるイラストを確認している様子。
「?」
その様子を見て、前回の中間テスト終わりにふと子どもに投げかけた言葉を思い出しました。
「授業中に先生が何度も繰り返した話や、ここに注目!といった場所には、自分にしかわからないチエックをつけておくと、後で見返すときに役に立ったりするから試してみて‥」
それを実践したとの報告を受け、思わず微笑んでしまいました。
「自分にしかわからないチエック‥」
まさしくイラストの表情は、自分だけが理解できるものになっている様子。
でも・・。
よくよく見ると暗号のように彼がどのように記憶しようとしたのかが、垣間見れた気がしました。
絵を描くのが上手くて観察力に優れた彼は、自分の特性を活かしてテストのポイントをイラストを使って押さえていました。
口数も少なく、ほとんど話さないけれど、メッセージは伝わっていたのだと嬉しくなりました。
みんな違ってみんないい。
心からそう思える瞬間でした。
みんなと同じでないことに不安にならない生き方
これまでは平均点がとれていたり、みんなと同じであれば安心感を得ていた時代でしたが、これからは独自性がクローズアップされてくると言われています。
自分に何ができるのか。
まずは、自分自身が自分のことを知らなければ何も始めることが出来ませんね。
何をどのように実行していきたいと思っているのか・・。
まずは自分を知る作業から、自分だからこそできる○○!を見つけて欲しいと思っています。
これからは間違いなく、自分の得意を伸ばす時代へと進みます。
不得意なものをそこそこみんなと同じレベルまで・・という時代は終わりを告げようとしているのではないでしょうか。
○○は自分にしかできないから・・と、胸をはって堂々と進んで欲しいと思っています。
見える部分と見えない部分
今年は大谷選手の活躍が類を見ないものとなり、注目の的となりましたね。
大成功を収めたその軌跡の中には、私たちが目にする活躍した部分と、その活躍を維持するための大谷選手の地道な積み重ねがあったはず。
当然脚光を浴びる部分は、キラキラと輝いていますが、私たちの見えない部分での目標達成へのための努力はきっと計り知れないものだったであろうと想像します。
どのような人にも見える部分と見えない部分があり、自分自身で自分に合った方法を模索しながら日々を過ごしています。
ぜひぜひ、自分らしい進み方をひとりひとりが探りながら、できることから始めてみましょう!
得意を伸ばす・・。
楽しい取り組みの中で、磨きをかけたいですね。
※インフルエンザが流行り始めています。
手洗い、うがいを習慣にしたいですね。
では、また次回!