具体的に話をしていますか
暑さと秋めいてきた空気間が、まだ共存している今日この頃ですが、体調などお変わりありませんか。
今日は具体的な伝え方について、少し・・。
伝え方がすべて
子どもたちが自ら考え、行動する。
そんな育ちをサポートしたい!とお母様たちは日々奮闘されています。
もちろん、そうなるようにサポートしていくことは大切なのですが、最初から
「自分で考えてみて!今何をすればいいか、わかるでしょ?」
と、全く具体がない問いかけに対して、戸惑う子どもが大勢います。
成長は、積み重ねた様々な経験過程を通して培われています。
「自分で考えてみて!今何をすればいいか、わかるでしょ?」
これはすでに経験値を豊富に持ち合わせている大人だからこそ、出来る技だと気づいていますか。
最初は、具体的に伝えることが基本。
その具体経験を積み重ねることで、子どもは少しずつ自分で考え行動する作業を身につけています。
こどもがわかるように伝えていますか
自分が分かっていることを他の人に伝える時には、より具体的に相手に伝わる伝え方を・・。
(相手に伝わる伝え方)
これ、意外に難しいのです。
これは大人が大人に伝える場合でも同じで、伝わっていると思っていることでも不十分な場合が非常に多くあると思います。
「早くこのおもちゃ、片付けてしまってね!」
子どもは何からどのように手を付けてよいのかが不明瞭でわかりません。
「まずは、本を本棚に戻してみよう!」
この問いかけなら、散らかっている本を本棚に入れる作業をすればよい・・と、すぐに具体的行動に直結します。
自分で考えられるようになり、それならどのように行動すればよいかと気づくには、具体的な場所や物や時間の提示は必要不可欠なのです。
その経験を多く持っている子どもは、例外なく今するべき行動を取ることが出来るようになっています。
感情むき出しのままの言葉はNG
そうはいっても、大人だっていつも冷静でいられる状況ばかりではありませんよね。
早く片付けて夕飯を食べさせないと・・と、時間に追われる日々。
でも、大人の役割は子どもが自分で出来るようになることが増えるサポートが出来ること。
感情むき出しで伝えれば、伝えたいことの大半が伝わっていないのが現状です。
子どもに伝えたければ、伝わるように伝えなければ意味がないのです。
自分(大人)が忙しければ忙しい時ほど、具体的な伝え方を心がけてみて下さい。
子どもは大人をとてもよく観察しています。
怒りながら伝えると、とりあえずその場さえ通過できれば・・という行動を取っています。
その物事の本質を吸収するのではなく、その場しのぎの方法を経験として積み重ねてしまうのです。
いうまでもありませんが、結果として伝えたかったことは全く伝わらず・・ということです。
①話を聴く→②行動する→③出来たことを評価する
①と②はこどもが出来たことですが、③は大人がする作業。
でも、この③、出来ていない大人が意外にも多いのです。
省略版にしてしまって、
「最初からこう出来たらよかったんじゃない?」
などと、ここでも具体的に褒める(評価する)をしないことがよくあります。
褒める時も具体的に褒める
「今日は机の上を片付けるの早かったね」
「すぐにご飯の準備が出来てお母さん、嬉しい!」
などと、子どもが分かるように褒めることを意識してみてください。
自分を認めてもらえた経験ほど、子どもの成長に直結する方法はありませんから。
秋に向かい、物事にじっくり取り組むには絶好の季節です。
大人もじっくり子どもと向き合う時間を楽しみましょう!!
ではまた。