動物園プロジェクト
何を与えればよいの?
少子化がどんどん加速して、政府もなんとか打開策をとあれやこれやと苦肉の策。
この世に生を受けた風の時代の子どもたちに、今親が何を与えればよいのでしょうか。
これからの時代を生き抜く力をつけるために、私たち大人がサポートすべきことって・・。
冷静に考えれば、ごくごく当たり前のことですが、自分で行動することが出来るようになるには、自分で行動してみる経験が第一歩。
お膳立てばかりを考えて指示ばかり伝えていると、自分で行動しなくてもよい子どもたちが増え続けていきます。
自立している子どもに共通するのは、わかっていないところがどこなのかを自分で理解していること。
分かっているから、自分が何をしなければいけないのかと適切な課題を見つけ出し、積極的に取り組む姿勢が見えています。
逆に与えられ続けている子の共通点は、自分がどのように行動してよいのかがわからず、何か言われるまで行動を起こさずじっとしています。
「うちの子、こっちが言わないと何も始められなくて‥。」
この言葉を聞くたびに、
「まずは、与えることをやめてみませんか」と伝えています。
失敗はダメなこと?
子どもの中には、丸付けでチエックをつけられることを極端に嫌がる子がいます。
失敗(間違い)=ダメなこと
こんな風に受け止めていて、間違いのないことが良いことという認識が定着している様子。
失敗(間違い)の後、その失敗を活かしてどのようにすればよいのかを考える時間を、与えてあげて欲しいと思います。
何もかも親目線で先回り。
これだけは完全Gです!
考える場の提供をサポートしよう!
先日、久しぶりに王子動物園に行く機会がありました。
我が子が幼かったころと変わっていないところもありましたが、動物園のなかでも高齢化は進んでいて、
「今、療養中で部屋の中で過ごしています」といった案内板を目にすることもあり、時の流れを感じました。
教室に戻り、現状を子どもたちに話してみると、
「何かみんなが来てくれる応援できる動物園に変身させたいね」との声があがり、これまでに見たことのない動物園を考えてみよう!と、話が広がり、今度現地へ出向く機会を作ろうということになりました。
ドリルや教科書に沿っての学習だけでなく、「活きた郊外活動」として、子どもたちから意見が上がったことにちょっと嬉しさがこみ上げました♪
教えるのではなく共に考える機会を
これからの子どもたちと共に考える場を持ちながら、それぞれの意見に耳を傾け受け入れる経験も積み上げて欲しいと思っています。
子どもから学ぶことがいっぱい!
一緒に楽しむ時間を共有できる大人でありたいと思っています。
※入り口を入ったフラミンゴは、元気な姿を見せてくれていましたよ!