子どもの気持ちに寄り添う方法
GW真っ只中。
みなさん、いかがお過ごしですか。
今日は、子どもとの信頼関係構築のお話。
親の経験値が今を見えなくする時
学習だけに限らず、親世代が過ごしてきた生活と、今の子どもたちが過ごす生活スタイルは大きく様変わりしています。
親が良かれと思って子どもに提案していることの中に、「今」に合わないものも残念ながら存在することを前提として、子どもとの関わりを持っていかなくてはならないと思います。
漫画ブームから学ぶこと
最近は日本の漫画界が世界でも大きく注目を浴びています。
「漫画ばかり読んでいないで、先に勉強しなさい!」
少し前まで、こんなダメ出しの的となる機会が多かった漫画の世界。
この頃の漫画に対する親世代の意識と、今の漫画ブームの中で育つ子どもたちには大きなギャップがありそうですね。
映画ひとつを取ってみても、興行収入の上位は、漫画が大差をつけて上位をさらっています。
多くの人を魅了する漫画の世界。
のぞいてみたこと、ありますか。
テーマが深く、考えさせられることが至る場面でちりばめられています。
自分の経験だけで今を判断することは、とても危険です。
まずは、相手(子ども)の今を知ることから始めてみませんか。
大きく様変わりした学習参考書
学習参考書も大きく様変わり。
以前多かった問題びっしりのテキストから、漫画チックなイラスト描写の挿絵が使用され、カラフルなページに仕上がっています。
導入部分は、今の時代に適したテキストで、「学習の世界へようこそ‥」と誘いをかけています。
そこに、
「お母さんがずっと使ってわかりやすかった○○の参考書、買っておいたからね。」
などと、机にポンとお膳立てされている子どもの心理はいかがなものでしょうか。
もちろん、子どもの個性によって、とらえ方は大きく違うと思います。
しかし、参考書を使うのは子ども本人。
使いやすさは、個々に違うという前提を、ここでも忘れないようにしたいものですね。
自分(親)が使って良かった参考書。
現在でも発刊されているのであれば、良書であることに間違いはないと思います。
問題になるのは、その提案の仕方だけではないでしょうか。
教室では、使用教材は決めていますが、導入時期の最初の授業は、子どもに応じて提案の仕方に変化を持たせています。
サポート教材はオリジナルバージョンも楽しんでいますよ♬
まずは「今の現状」を知ること
子どもの興味関心事を把握していますか。
今、何に夢中になっていますか。
子どもにやらせたいことばかりを考えていると、今の子どもの姿が見えていません。
まずは、今の我が子をもっと知るためのアプローチを・・。
関心のあることを糸口として新しい提案が出来ているお母さんは、子ども目線をとても大切にされています。
「この子だから、この提案で」
大切なのは、個の尊重。
周りの大人が自分を理解してくれていると肌で感じることが出来ている子どもは、例外なく伸びています。
少人数での授業が出来る環境だからこそ、この部分にはこだわりたいと思っています。
楽しく興味を持って学ぶためには
同じものを見る時間。
同じものを聴く時間。
同じものを感じる時間。
共有時間を大切にして欲しいと思います。
一方的に与えられたり、課題を突き付けられていると次々に小さな反発心が生まれてしまい、その人からの声は全くスルーしてしまう技術を、子どもたちは身につけてしまいます。
新緑が眩しい、心地よい季節。
このあたりで、一度深呼吸して、リセットタイムをお過ごしください。
笑顔のGWを・・♪
ではまた次回。