冬の日のほっこりタイム♬
興味関心の先にあるもの
めっきり寒くなりましたね。
雪が降って、うっすらと白く色づいた道路を嬉しそうに歩く子どもたち。
このあたりでは珍しい雪景色にはしゃいでいましたね。
子どもたちの周りには、まだまだ「これ、何?」がいっぱい芽を出していて、関心の度合いは個々に大きく違っています。
教師や大人が目を向けることは、子どもが今、関心を寄せている題材が何なのかを見つけ出し次の材料提供に繋げること!
これに尽きると感じています。
「教えないことは難しい。」
そんなお声をよく耳にしますが、そんなに難しい作業ではありません。
ただただ、一緒に関心を寄せること。
これだけです。
教えられることに慣れてしまう怖さ
最近、小さな子どもたちと触れる機会に感じることは、「一緒に楽しむ!」がテーマとなっています。
あえて何も知らない、わからない設定で会話を楽しんでみて下さい。
幼い子どもたちは、一生懸命なんとか教えてあげようと、自分の知り得る情報の引き出しを次々に開いて、
説明してあげよう・・と、必死になって話をしてくれます。
よくよく時間をかけて聞いていると・・。
「先生、○○って知ってる?」などと、何に例えて説明すれば良いかと知恵を絞って教えてくれます。
4才や5才の幼稚園児でも、一生懸命考えて話しかけてくれます。
すぐに答えを教えることを優先しないでください。
子どもたちはその時点で、興味関心の好奇心を一気に失ってしまっています。
大人が知っている答えは本当に模範解答なの?
今日は昨日からの冷え込みで、あちらこちらで薄氷が出来ていました。
「先生、これこのままでおいておきたいのに、どんどん小さくなってきた・・。」
「じゃあ、魔法でもかけておく?」
そう、問いかけてみると、
「魔法でお日様を消したらいいのかなあ‥」との意外な返事。
なんとかするのは、薄氷ではなく、なんとお日様の方でした♬
柔らか頭の小さな知恵は、思わず寒さを吹き飛ばしてくれるほっこり解答。
こんな会話を楽しめる冬の日差しに、感謝感謝!
他者を認めることが出来る子は、ゆっくり物事を観察中!
寒さの中、本当に冷たい手で虫メガネや図鑑を片手に、冬の発見を楽しむ姿には脱帽!
時間の使い方は本当に大切だといつも考えさせられます。
「何か見つかった?」
近くを懸命に掘り起こしているお友だちに、自然に声をかける。
「見つからないようにうまく隠れているみたいだね‥。」
小さな手はすでに真っ赤。
でもでも、楽しそうなその表情に、未来を担うちょっぴりたくましい笑顔が光っていました♪
大人がシャカシャカと対応するのは、もう少し先でも十分間に合う気がしますね♪
明日も寒さは継続の兆し。
大人もこの辺で、一旦ゆったりモードに切り替えはいかがですか。