子どもとの共有時間
子供たちの成長
10月に入り、あちらこちらで運動会や音楽会など秋の行事が目白押し。
子どもたちの2学期は、一番成長を見える化している時期ですね。
5年、6年の音楽会ともなると、色々な思い出が走馬灯のように駆け巡り、涙腺が弱くなる瞬間もちらほら。
毎日日常の生活の中では気がつかなかった我が子の成長を、あらためて実感し、ホッと一息つく方も多いのではないでしょうか。
日々バタバタしていると気づきにくい小さな成長。
ぜひ、ひしひしと感じていただきたいですね。
ゆとりのある子は四季を感じ取る
「先生、電車に乗ってる人が長袖になってきた」
「いつもの学校までの道に落ち葉が増えた」
「どんぐりがいっぱいの公園行ってきた」
「昨日からシャインマスカット食べてるよ」
子どもたちも秋の風を感じたり、食を通して秋を感じ始めています。
ですが、毎日あわただしく過ごしている子どもたちは、「気づく」に対してアンテナが立っていません。
春も夏も秋も冬も、只々過ぎ行く時間でしかないのです。
「イメージを持つ」
「想像してみる」
何気ない日常の中で、そんな気づきが楽しめる、ゆとりのある生活リズムを、ほんの少し整えてみませんか。
幼少期の過ごし方でイメージ力は大きく変わる
何時間も一緒に遊んでくださいとはいいません。
ですが、お母さんやお父さんのかかわり方次第で、子どもの興味関心はびっくりするほど変わります。
毎日1冊お気に入りの絵本をお母さんと交代で読み進めている子どもがいます。
長いお話の日は、何日かにわけて読んでいると教えてくれました。
お母さんにお話を聞くと、最初は寝る前の読み聞かせが良い!と、聞いたのでやってみようかな・・と始めたらしいのですが、1年半続いて今では私の方が自分のリラックスタイムになってしまって・・と、笑って教えてくださいました。
教える、教えられるの関係は親子でも疲れてしまいますが、同じことを共有する親子の時間はとても貴重でほっこりする時間となります。
幼少期だからこそ成立する親と子の信頼関係を育む時間。
秋のこの時期から、ぜひ確かめていただければと思います。
繰り返しの継続を重ねて初めて定着するのが習慣
出来なかったことが出来るようになる。
子どもにとってこれ以上の達成感を得られることはありません。
その場に立ち会う機会があれば、一緒に喜びを共有してください。
間違っても、
「ようやくできるようになったね」
などと、客観視したコメントで子どもの意欲を喪失させてしまうことのないように・・。
折り紙の本を読み進めながら完成させることが出来た時。
大げさだと感じるぐらい、一緒に完成を喜んでください。
山折りと谷折りを理解して、初めて自分で完成させた作品は、ぜひぜひフレームに入れてでも、
大喜びしてあげてください。
子どもを成長させる何よりの魔法は、身近にいる大人からのメッセージに他なりません。
教えず寄り添う。
これ、大人にとっては意外に難しいミッションですよ!
特に忙しい大人には、苦手という人が圧倒的多数。
教えてしまう方が簡単で早い!
これ、完全に大人都合優先ですから・・。
教える時代から共に学ぶ時代へ
子どもの学習能力はとにかくすごい!
それをすぐそばで、感じられるかけがえのない時間を、大人は無駄にしないで過ごしたいですね。
「うちの子はとにかく算数が苦手です」
「懇切丁寧に説明をしないとこのような問題は解けません」
自分(親)の物差しで決めつけてとにかく教え込んでしまう・・。
この方法が適応できるのは、親自身の上限までですね。
【子どもの学びは、知識+イメージ+経験値。】
これらを融合して、大人の想像をはるかに超えたワクワクする解答を導き出しています。
計り知れない子どもの可能性に上限を作る作業は、できれば控えていきたいですね。
子どもとの共有時間を楽しんで!
小さくてもちゃんとした社会の一員。
子どもだからと甘く見るなんてとんでもない。
子どもたちから学ぶことは本当にいっぱい。
大人もそれに気づいて、楽しんじゃいましょうね♪
秋は思考力を伸ばす絶好の時期!
興味のある人は、遊びに来てくださいね(^_-)-☆