秋を感じて
短い秋に心を寄せて
自然学校や音楽会など秋の行事が多くなる季節にはいりましたね。
まだまだ、暑い日もありますが、虫の音も楽しめる日もふえてきました。
最近、読書タイムが増えました。
少しずつ興味のあるものにも変化が生まれてきています。
スマホやネットを利用する日常からほんの少し離れる時間が心地よくもありますね。
忙しいこどもたち
教育熱心なエリアだということもあり、幼少期から習い事に日々忙しい子どもたち。
学校が終わると毎日のように何かしら習い事へと時間を費やし、本当に気力も体力もフル回転です。
あらためて子ども時代の時間の使い方について考えさせられます。
どこかしらいつも急いでいるような表情が気になります。
集中力とも関係しているように思えてなりませんね。
もっと自分たちで時間の使い方を考えられるシステムはないだろうかと、紅葉し始めた揺れる木々の葉を見ながら感じています。
したいことが見つからない
大学生のエントリーシートを見ていると、時々全く本人の形跡がない文章に出会います。
志望している企業のことはよくわかるのですが、本人がどこにどのように魅力を感じて志望しているのかが伝わってこないのです。
「自分が頑張ってきたことって、なんだろう。」
「言われてきたからなんとなく続けてきたけど、別に自分がずっと続けたかったわけでもないし‥。」
曖昧な自分の感情に答えが見つけられない様子。
周りの人たちが自分の意志で行動しているのを見ると、少し羨ましい・・。とさえ話しています。
幼少期にしか体験できないことは幼少期に
実体験ほど自分自身の中に深く記憶されることはありません。
習い事で1週間が詰まっていることは成長過程において優先されるべきなのでしょうか。
先日、年長児に会う機会がありましたが、ペンギンが岩の上で座っている絵を描いていました。
「水族館でペンギンみたの?」
と質問すると、
「ペンギンさん、ちょっと疲れてひとやすみしてるとこだよ」
と教えてくれました。
「ぼくもちょっとひとやすみしたいな」
年長さんから何気なくこぼれたひとことがとても印象に残りました。
子どものペースで過ごす日常から発見は生まれる
教室に来てくれる子の中には、これまで学校から帰るとひたすら友だちと遊んでばかりで、習い事は経験がありません‥という子もいます。
しかし・・。
こういう子の観察力や知識の引き出しは、とても数が多く宝箱をひっくり返したような楽しさに満ち溢れています。
この経験は幼少期にしか味わうことができません。
見るもの、聞くもの、感じるものがひとつひとつ新鮮で発見の連続。
これはのちのち表現力豊かな文章力にも繋がっています。
良書に触れる機会をつくろう
秋は絶好の収穫期。
親子で読書会。
虫の音をBGMに・・おすすめです!