転換期の気配を感じながら・・・。
最近の日常
夏休みも後半戦。
それぞれが充実感いっぱいの夏休みを過ごしていることと思います。
野球やサッカーで真っ黒に日焼けしている子もいれば、数年ぶりに祖父母と再会を果たした子どももいて、コロナ禍にあっても無理のない範囲で行動している様子。
私も今年は、食べ物をキーワードに良質なタンパク質摂取を心がけ、自分のからだの声に耳を傾けながら、生活を送るようにしています。
活力は生活リズムを整えるところから
子どもたちを見ていると、睡眠と食生活の重要性を痛いほど感じます。
「まずは健全な身体を作る。」
勉強もスポーツもその上でレベルアップを図るものですよね。
歳を重ねるにつれて、「質」を考えるようになりました。
食の質。
睡眠の質。
快適空間の質。
1日は24時間と決まっているので、時間をどのような場所でどのように使うのかを考えることは大切です。
最近は、教室での授業時間に癒しのピアノ曲を流して授業を進めています。
これが、思った以上に効果があり、子どもたちがとても落ち着いて学び始めています。
思考力を養うには、当たり前ですが考える時間が必要です。
ざわざわしていたら、物事の本質を考えることは容易ではありません。
じっくり考える子どもたちの様子を見ているとそれぞれの成長を感じられ、夏休みならではの時間の使い方を味わっています。
風の時代につけたい力
大きな時代の転換期。
日常生活もあらゆるところで様変わりしてきましたね。
風の時代と言われるこれからを生き抜くために、必要な力とは何でしょうか。
私はまず「自分を知る」ことだと考えています。
自分は何をどのようにしたいのか。
自分は何のために今時間を使っているのか。
自分を知った上で、自分に必要な知識や情報をキャッチできるように自分自身が行動する。
これに尽きると感じています。
みんなそうしてる。
普通はこれをしておけば安泰。
人と横並びにいることで安心感を覚える時代からすでに新しい時代に切り替わっていることに、そろそろ目を向けておきたいですね。
考える日常をサポートする
もともと教室では「教える」を優先していません。
教えてもらうことに慣れている子は、自分から何かを始める意識が薄いと感じています。
教室がサポートするのは、考えないとできない問題の提供。
教える作業は重要ではありません。
日常生活の中で、「考えてみよう!」の題材は本当にゴロゴロと転がっています。
その題材にスポットをあてて、子どもたちに投げかける・・。
一番大切にしているのはこの部分。
楽しみながら、考えながら個々の力をつけてほしい。
もちろん、答えは一つではなく自分の答えを探し続けてほしいと思っています。
小さな自信は小さな成功体験の積み重ねから
夏休み、最終週に漢字検定を実施しています。
今年は飛び級の子も数名いて、それぞれが自分の目標に向かって自分なりの学習の仕方を模索しながら取り組んでいます。
自分はどのように学習を進めることが向いているのか。
毎日午前中に取り組む方が効率がいいような気がする・・と話す子もいれば、
単語カードに四字熟語をびっしり書いて持ち歩いている子。
夜寝る前に取り組んで、次の朝覚えているかを確認してる・・という子もいたりと、勉強方法は実に様々です。
はじめから、「このやり方がいいよ・・。」と、提案することはあまりありません。
それぞれに応じた自分のやり方を試行錯誤を繰り返しながら見つけてほしいと思っています。
漢字検定に合格することももちろん達成感を得られる大切なことではありますが、どちらかというと検定に向かう過程において、自分流を見つけてくれることの方が優先したいことだと捉えています。
風の時代は、自分が確立されていなければ、翻弄されてしまう時代です。
しっかりと自分軸を確認しておきましょう!
毎日を丁寧に過ごせていますか
自分に向き合う作業が少しずつ定着してくると、自分の中での優先順位が明確になってきます。
人と比べたり、人と同じだからという理由で安心することもなくなってきます。
今は時代の転換期。
もうお手本を真似る時代ではありません。
今日から自分と向き合ってみませんか。