24年の歳月
阪神大震災発生から、24年。
1月17日は、毎年、生かされていることに感謝する1日。
震災の起こった20日前に引っ越したばかりのマンションで、
体験したことのない大きな揺れを感じた5時46分。
ようやく引っ越しの片づけが出来てきた矢先の地震でした。
ピアノが設置していた反対の壁まで移動して、壁を突き破り、
テレビや家具もひっくり返り・・・。
ベランダから海側を見渡すと、いたるところで火の手が上がっていて、
生まれてから見たこともない光景が広がっていました。
ただただ呆然と立ち尽くした朝。
でも、家族に怪我はなく、生かされていました。
数日後、つい最近引っ越すまで住んでいた場所へ向かいました。
住んでいた家は、ほぼ全壊・・・。
近くでよくお話ししていた知り合いが亡くなっていました。
引っ越しがもう少し遅ければ、
がれきの下だったかもしれない・・・。
「人生、何が起こるかわからない・・。」
生きることに対して、意識が変わった瞬間でした。
あの日から24年。
生かされていることに感謝して、毎日過ごせているだろうか。
自分がやれるべきことに対して、使命を果たせているだろうか。
自問自答が続いています。
感謝の心を忘れずに、繋がりを大切に、今できることを考えて生きていきたいと思います。
そして、震災の現実と教訓を、子どもたちにも伝えていきたいと思っています。