子どもを待たせる方法(S5)
☆本日のお悩み☆
うちの子、「ちょっと待ってね」が通じません。
一体どうしてなのでしょう?
何か良い方法はありませんか?
毎日忙しいお母さん。
朝早くから、次々にしておかなければならない作業が山積みです。
子どもを起こすことから始まり、朝ごはんを用意して、洗濯、掃除etc・・・。
あれやこれやとバタバタしていると、すぐに時間が経過しています。
子どもが幼稚園の頃は、今送っていったと思ったら、もうお迎えの時間が・・と、いう日も少なくありません。
段取りをつけて、優先順位を考えながら動いているつもりでも、あっという間に夕方の食事の準備が待ち受けています。
そんなバタバタしている最中に、小学校から帰宅した子ども。
「あのね、今日算数の時間にね・・・。」
「ごめん、今、ちょっと忙しいから後にしてくれる?」
子どもは算数のテストでいつも間違える問題に〇がついて、早くお母さんに伝えたくて走って帰ってきたのですが・・・。
お母さんの対応に、一気にトーンダウン
こんなことも時々起きる日常の一コマ。
お母さんにすれば、早くご飯を食べさせて宿題を済ませてお風呂に入れて・・・と、頭の中の計画をスムーズに遂行しようと、時間との戦いの真っ最中。
しかし、お母さんの頭の中の計画など、子どもは知る由もありません。
「せっかく、一番に伝えたかったのに・・。」
子どもにすれば、
「すごいじゃない!よく頑張ったね!」
と、笑顔のお母さんとの会話シーンを想像しながらの帰宅だったのかも知れません。
「ちょっと待ってね。」
こう伝えたいのなら、必ず待つ理由を伝えること。
なぜ、待たなければならないのか、理由を理解し納得出来れば、子どもは待つことが出来ます。
年数を重ね、上級者ママになれば、子どもの様子で待たせていいか、それとも自分の手を止めて子どもの話を聞くことを優先させるべきかの判断が、出来るようになってきます。
「ちょっと待ってね。」
これだけでは、お母さんの頭の中の計画まで伝える事は出来ないということを理解しておきましょう。
ちょっと待ってね・・を伝える時の注意点!
「ゆっくり聞かせて欲しいから、先にちょっとご飯の支度済ませてしまうね。5分だけ待ってくれる?いいかな。」
「急いで頑張っちゃうね。」
などと、
(お母さんも早くあなたの話が聞きたい!)という意思が伝わる工夫をしてください。
子どもの心を折らないように・・。
待てる子どもは、お母さんの対応次第で育ちます