心の安定が学習意欲に直結!
12月16日(金)
【注目は ホントに点数で 大丈夫?】
想像してみてください。
小学3年生の子供が先日実施されたテストを持ち帰ってきました。
平均点は80点。
我が子の点数は60点。
さてこれをを見て、開口一番、あなたならどのような声をかけるでしょうか。
① ちゃんと勉強していった?
② 毎日遊んでばかりだからだね。
③ 先生の話、聞いてる?
④ みんなはちゃんと出来てるよ。
その他にもいろいろ考えられますが、どちらかというと出来ていない部分ばかりをクローズアップして伝えていないでしょうか?
点数で評価される場面が多い今の日本で、点数を気にせずに・・というのは、ある意味難しいかもしれませんが、大人が点数だけに着目して評価をくだしていくと、真の力は見えなくなってしまいます。
それに、点数評価だけを続けていくと、子ども自身も点数さえ取れればよい・・と、認識してしまいます。
当然、面白い学びへつながるはずもありませんね。
点数にポイントを置いていると、考える力をつけ、生き抜く力を備えて欲しいと願っていたはずの目的から、大きく外れた方向へと誘導する形になってしまいます。
まずは、60点取れた問題に戻り、
「この問題、よく理解できてるんだね・・。」と、第一声をかけることが出来ているでしょうか?
何でもかんでも褒めるべきだとは思いません。
ただ、一番近くにいるお母さんやお父さんにまずは自分の頑張った部分を認めて欲しい・・。
子どもたちは、純粋にそう思っています。
点数に目くじらを立てている間は、点数のみを追いかける学習形態が続きます。
こどもはよく見ています。
本当に自分を理解しようとしてくれている人には、必ず心を開いています。
まずは、子どもの心に寄り添う大人になれる事。
子どもの心を動かすのは、優秀な教師でも、優れた問題集でもなく、そばに本当の理解者がいるという安心感を持てることです。