学習塾の役割
12月13日(火)
【日々進化 旬の話題の 素材出す】
子どもたちは面白い取り組みが大好きです。
好奇心旺盛だと言うこともありますが、知らない知識をインプットする時にも出来るだけ興味を持って取り組める素材を提供していけば、大人が考える以上に子どもの学習意欲は高まっていきます。
人間は、オギャ―と生また瞬間から、見るもの、聞くもの、触れるもの、どれを取ってみても、すべて初めてのものばかり。
毎日あらゆる場面で刺激を受けながら、自分の知識の引き出しへインプット作業を続けます。
それを繰り返しある程度引き出しにしまえたら、今度はその知識を引き出しから取り出して、応用しながら経験を積んでいます。
教室で力をつけていく思考力は、じっくりと考える手順が重要です。
しかしただ時間をかければ良いというわけではありません。
知識の引き出しからスピーディーに必要なものを取り出す作業は、どの辺の引き出しにしまっているものなのかと判断出来ていることが大切だと思います。
それには、記憶する時に記憶しやすいタグをつける必要があります。
暗記するのが得意な子もいますが、教室では苦手な子どもも目立ちます。
しかし、日常の出来事や関連するものとを組み合わせて記憶できるように提供すると、効果は抜群!!
本当によく覚えています。
例えば一例をあげると・・。
文章問題に出てくる人物名を教室にきている子どもの性格やクセなどを理解した上で、
いつものんびり屋の○○さんが、今日はなんだか浮足立っています。
ずっと読みたいと言っていた新しい本の発売日だからです。
朝一番にお店に並ぼうと、今日は段取りよく早く就寝につけるようにと、いつになくテキパキしています。
昨夜は21時には布団に入り、いつもなら翌朝9時過ぎまで寝ている日曜日ですが、7時30分に目覚まし時計をセットしました。
9時開店の本屋さんまでは、○○さんのお家から20分かかります。
8時50分に到着したいと考えていますが、起きた後どのように行動すればよいと思いますか?
このような問題を出して、それぞれに考えてもらいます。
○○さんはよく知っているお友達なので、みんなはその子だったらこんな感じかも・・などと推測しながら、いろんな答えを書き出していきます。
いろんな視点から、こちらが予想もしていなかった答えが飛び出すこともあります。
逆算する力をつけるカリキュラムとして導入していますが、子どもたちは楽しみながら学習しています。
学習塾が担う役割は、子どもが興味を持って学習意欲を高める工夫を怠らないことだと思います。
また、工夫を楽しみながら進めていきたいと思っています。
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