低学年の読解力
12月12日(月)
【文章を 読めない子どもが 多発中】
計算力も書く力も子どもたちにとっては大切ですが、まずは聴く力と読み取る力をつけて欲しいと考えています。
低学年への問題例
明日は電車で京都に遠足に出かけます。
持ち物は、お弁当とおやつと水筒と交通費。
おやつは¥300まででガムは禁止です。
あゆみちゃんは、京都動物園が初めてなので
今からとても楽しみにしています。
2日前に買ってもらった黄色い水筒を持っていこうと用意しています。
リトラビではこんな問題を配って、まずはこの問題の絵を描いてもらいます。
さて、絵の中には、何が描いてあればよいのでしょう。
それぞれが思うように描き始めますが、絵の仕上がりは全然違っています。
お絵かきの中には、色々なものが登場します。
京都という看板。
おやつの中身。(ひとつひとつに値段が書かれていたりします。)
新しい水筒。
京都動物園。
またまた、電車の切符を描いている子。
カレンダーを描いて、今日、明日という具合に遠足を待ちわびている様子を表現している子もいます。
おやつのガムには、大きく×が描かれています。
どのあたりまで、読み切っているのか・・。
描いている絵を見れば、推測することが出来ます。
なんとなく水筒を描いている子もいれば、しっかり黄色で色塗りをしている子もいます。
イメージで捉えている子と文章の内容をしっかりと再現している子に分かれていることも見てとれます。
幼児期のお絵かきは、想像力を育むためにはしっかり時間を使いたいですね。
それに文章理解が加わってくれば、算数の文章問題でも力を発揮することが出来てきます。
幼少期に大切にしておくべきことはなんでしょう。
習い事のオンパレードになる前に、その時期だからこそ時間をかけるべきことに優先して取り組みましょう!