子どもの観察力
12月10日(土)
【子どもたち 母のモノマネ 優秀賞】
子どもたちは、日々本当によくお母さんの様子を観察しています。
言い方や表情やしぐさなど、細部に渡って鋭い観察力を持って、再現することを得意技としています。
自宅での注意のされ方や、怒っている時の表情などを時折披露してくれます(教室の様子がお見せできないのが本当に残念)
日頃親側からすると、目につくのは出来ていないと感じることが大半ですが、視点を変えて見てみると出来ている事が実はたくさんあるのです。
しかし、とにかくお母さん自身のものさしで基準値にあっていなければ、どれも小言の対象になっていて、気がつけば穏やかな表情が消え失せている・・といったことになっていないでしょうか。
大人でも褒められれば気分よくなりますよね。
少し想像してみてください。
いつも自分がやることなす事に
「こうした方がいいに決まってるでしょ?」とか、
「先に○○しておけば、そんなにいっぱい溜まってしまう事なかったんじゃない?」などと
次々に言われたら・・・。
あまり心地よいものではないですよね。
子どもだって、同じように思っているはず。
モノマネ大会に怒った顔や機嫌の悪い表情がやたらと多く登場するのは、一体どういうことでしょう。
子どもは注意を受ける機会がたくさんありますが、大人は会社に怖い上司がいるか、厳しい師匠のもとで暮らしてでもいなければ、指摘を受ける機会は殆どないのが現実です。
見えていないことがあっても、自分で気づきにくい状況の中で生活しているのです。
変わらなければいけないのは、本当に子どもだけなのでしょうか。
しっかり観察している我が子は、いつもお母さんの様子に対応していく術を身につけています。
ぜひぜひ、気をつけて欲しいと思います。