低学年のうちにしておかなければいけないこと
7月29日(金)
【読解力 積み上げ続けて 繋がり実感】
教室の子どもたちは本当に時間があれば本を手に取り読みふけっています。
貸出の書籍の棚に新しい本が並ぶと、たちまち貸出カードがいっぱいになっています。
幼い頃から良書に触れやすい環境を整えることは、とても大切にしたいことのひとつです。
例えば幼稚園の頃から、自宅のリビングに図鑑が並んでいると、子どもは自然に不思議なことを発見すると自ら図鑑を広げて、探す習慣が身についていきます。
すぐに調べられる環境があることで、調べる作業が楽しめますね。
漢字を覚えて行く際にも、リビングに漢字辞典や国語辞典があれば、面倒くさいと思わずに手に取るのではないでしょうか。
子どもに対して周りの大人が出来る事は何でしょう。
(あれもこれもきちんと教えないと・・・。)
こんな風に感じている大人の人がとても多いように感じます。
でも、教えることよりも発見させたり興味を持つことに繋がるサポートをすることが大人が担う役割です。
知識を教え込むのではなく、知識が広がる取り組みを提供できるかという事の方がずっと大切!
教えられたことは、子どもの中にあまり印象深く残っていません。
ですが、自分で発見したことは、その時の風景や天気などの情景と一緒に記憶の中に残っていることが非常に多いのです。
印象に残る学びを深める。
記憶に残る学びを積み重ねて、知識を深めて欲しいと思っています。
読解力は6年生になると急激に伸びを見せる子がいます。
それは雑学も含めて、知識量が増えてきて、いろいろな長文読解の話が理解できるようになってくるからです。
長文の話の内容が経験や雑学が増えることで理解出来てくると、設問の答えが次々に浮かびあがってくる感じを体験する子も増えてきます。
雑学に対して、あらゆる分野で興味を持っておくことは、高学年になってからの伸び率を後押ししてくれる要素のひとつとなります。
低学年のうちは、詰め込み、教え過ぎは厳禁です。
低学年だからこそ取り組める学びの時間を優先してくださいね。