時間の使い方は大丈夫ですか?
6月30日(木)
【低学年 詰め込みすぎに 要注意!】
教室で使用しているテキストは、日常生活の中で良く目にするけれど名前を知らなかったりというものが数多く出てきます。
大人はこんなことぐらい知っているよね・・と、思いこんでしまっていて取り上げて触れないままになっている、ものの名前や季節ごとの行事などが案外あります。
先日もテキストの中で、
《お手紙を書く時に必要なものはどれですか?また、それは絵の中にいくつありますか?》
という問題がありました。
大きな四角の中に、いろいろな絵が含まれていて、そこから必要なものを取り出して答える問題です。
四角の中には、ボールやラケット、ほうきなども含まれています。
取り出すものは、切手・封筒・便箋・ペンの4つ。
しかし・・・。
絵ではわかっているのですが、2年生クラスでも、封筒と便箋の名称が出てきません。
「先生、これなんて言うんだったっけ?」
「手紙書くやつ・・?」
最近は、パソコンや携帯電話でのメールが主流になっていて、ハガキはかろうじて年賀状があるので子どもたちも認識していますが、手紙を書くことが少なくなった最近の子にとっては、封筒と便箋という名前は全く知らない様子です。
先取り学習も魅力的?なのかも知れませんが、低学年のうちは日常生活で身の回りにあるものに興味を示して欲しいと思っています。
生きていくベースとなる知識や発見は、周りを見渡すことでどんどん深まっていきます。
計算が出来る、漢字が書ける、本がすらすら読める・・。
どれも大切ですが、周りにあるものや場所や自然にも目を向けられる子どもが育って欲しいと感じています。
忙しい現代人。
でも、せかせか急いで過ごしていると新たな発見や知識を深める事は難しいように感じています。
目先の事にとらわれず、その時期だからこそ積み上げていける大切な時間の使い方について考えてみたいと思いませんか。
明日から7月がスタートします!
また新しい発見に出会えますように・・・