遊びの中から発想は生まれてきます!
6月2日(木)
【負けん気が 徐々にそれぞれ 見え隠れ】
今月末には、教室にて思考力検定が行われます。
教室では、書く作業、読む作業を最も大切にして時間をかけての取り組みを進めています。
時間をかけてじっくり考える力。
本当は何より必要な力なのですが、じっくり考える時間を持てている小学生は年々減少傾向にあると感じています。
それを反映するように、考える作業を面倒くさがる子どもたち。
しかし、あえて考える時間を取るようにしています。
思考力検定は、そんな子どもたちがどれくらい考え、発見する力を蓄えてきたかとチエックする絶好の機会の一つです。
思考力検定は、あらゆる角度から柔軟な発想を駆使して答えを導き出すような問題が顔を並べます。
いつも模範解答の解説をしっかり聞いていれば、解けるといった問題ではありません。
知識ももちろん必要ですが、それにも増してアウトプット作業や関連させて考える力も求められてきます。
先日もシーソーの問題を解いていると、
「先生、シーソーって、重い方が上?下?」
と、質問が上がりました。
(そんなことぐらい分かってるはず・・。)
大半の大人がそう思っているかも知れませんが、公園で暗くなるまでひたすら遊ぶといった経験がない今の子どもたちにとっては、素朴な疑問なのです。
幼少期に思う存分遊んでください・・!
と、お母さん向けの勉強会でいつも私がお伝えしている理由がここにあります。
たくさんの習い事に連日明け暮れるより、まずは自然に触れたり、友達との和の中で上手くいったりいかなかったりの経験値を上げてください。
本当の生きる力は、テキストや模範解答には記載がありません。
子どもたちが失敗を繰り返し、肌で感じて学ぶ以外に方法はないのです。
一般的な優等生にすることが親の目的なのでしょうか。
優等生とは、みんなに等しく優しく出来る生徒のこと。
では、優しさはどのように身につくのでしょう。
自分が嫌なことをされて悲しかった経験が、人に対して優しく接することができるようになる初めの第一歩だと思いませんか。
それを実際に経験したから、人に対しての接し方を自分なりに学んでいるはずです。
お母様方が、そんなことは当たり前・・と思っている事も経験値が少ないために知らずに大きくなっていることがたくさんあるように思えてなりません。
思考力は、生きる上で本当に必要不可欠な力です。
幼少期にこそ、考える習慣を・・。
もちろん、楽しく考える提案は必要ですが・・。
今日もそんな想いで、子どもたちと楽しい時間を共有したいと思っています。