最強のサポーターになりましょう!
6月1日(水)
【6年生 大人と子どもを 行ったり来たり】
6月になりましたね。
時間は立ち止まることなく、過ぎていきます。
6年生は、少しずつ自我が芽生えてきて、それぞれの性格が顔をのぞかせ始めています。
幼い頃は、これは良いこと、これはいけない事・・というように、良いか悪いかで判断する場面が多いですね。
お父さんやお母さんにもそう教わって子どもたちは今日に至っています。
でも、少しずつ学年が上がるにつれて、答えの出し方は難しくなってきます。
単純には判断しづらく答えられないケースが出てくるからです。
様々な場面で相手の気持ちやそうなる前の出来事にも目が届くようになってきたことで、判断基準が変動しているのです。
曖昧な部分をどう処理すればよいのか・・。
自分の中で腑に落ちない気持ちに支配され、心の葛藤が現れてきます。
今までは、イエスかノーのどちらかが答え。
右か左か、上か下か、白黒はっきり出来たのですが・・・。
状況判断をした上での判断力が求められるようになり、矛盾を感じる子どもも増えてきます。
そんな時期に、中学受験を考える子どもたちは、矛盾を感じながら勉強を積み上げていきます。
日頃からあまり深く考えこまないタイプの子は、比較的大きな変化もなく過ごせるのですが、日頃から感情が豊かな子は、次から次から矛盾を感じる事が起き、ますます身動きが取れなくなってきます。
真面目な子ほど、この状態に陥りやすいと感じています。
色々な答えがあっていい・・。
いろんな意見があって当然。
みんなちがって、みんないい。
こんな風に考えられるようになり、自分とは違う考え方の友達を受け入れられるようになるまでに、少し時間がかかります。
大人への階段を少しずつ上り始めてきましたね。
不安な気持ちも、自信が持てずにいる子も数多くいます。
でも、これは成長してきた証です。
小さな自信を積み上げる工夫を周りの大人が働きかけて欲しいと思います。
心の成長期。
心が揺れ動く子どもたちの最強サポーターを目指しましょう!