ゆっくり考える時間が作れていますか?
5月12日(木)
【問題文 何を問われて いるのかな】
子どもたちが問題を読んでいる様子を見ていると、「感覚読み」とでも言う感じの読み方が非常に目につきます。
途中まで読んで、「あ、わかった。」と、あとは自分の思い込みで勝手な解釈をして問題を解きはじめ、簡単に間違えるケースが多発!
じっくり読み切る力の重要性をひしひしと感じています。
最近の傾向として、早く終わらせてしまいたい・・と、スピードを優先させたい子どもが増えています。
子どもが・・と書きましたが、その背景には急がせている親の姿が見え隠れしています。
「早くしなさい!」
何気なく口走っているお母さんからのメッセージ。
子どもたちは、何かにつけて、(早くしないと・・)と、呪文のように受け止めている場合もあるのです。
ゆっくり時間をかけて物事に取り組む作業を実践出来ているご家庭は年々減少傾向にあるのかもしれません。
一体毎日そんなに急いで過ごさなくてはならない原因は何でしょうか。
身体も一つしかありませんし、時間も1日24時間と決まっています。
何を優先して取り組ませたいのか、親の方も少し立ち止まって考える時間が必要なのではありませんか?
我が子がスーパーマンでない限り、あまりいくつも習い事があるのはいかがなものかと感じませんか?
習い事に通わせていることで、身についているはず・・と、勘違いしてしまってはいませんか?
思考力や想像力は、ゆるやかな時間の流れの中から育つものです。
そして、この力が育ってくれば、頭の中を整理することもうまくなり、複数の事を同時に進行できる能力も身についてきます。
早くしなさい!
この言葉を封印して、一度子どもと向き合ってみませんか?
必ず発見できることがあるように思います。