理解したつもりでも定着していないのはなぜ?
5月11日(水)
【見直しの 意味を理解し 解きなおす】
それぞれの単元の習得が終わると、教室でも必ず確認テストを実施しています。
子どもたちの理解度に大きな差がある訳ではないのに、いつのまにか少しずつ学力差がついてくるのはどうしてでしょうか。
理解する作業と、定着させる作業は全く別のものだということをまずはしっかり認識しなければなりません。
教室や学校で、新しい単元を習う。
学校では黒板にわかりやすく例題を書いて先生が説明くださいます。
説明を聞きながら自分のノートに書き写していると、すっかりわかった気になっています。
しかし、説明を理解出来たというだけで、自分一人で解けるかどうかの作業はこの時点では全くまだ行われていません。
自宅に戻り、自力で解いてみる
授業を受けたその日にわずか5分、10分。
このわずかな時間をきちんと積み重ねられれば、確認テストは全く問題ありません。
大半のケースが、その日自宅に戻ってからの優先すべき事がわかっていなくて曖昧な学習となっているのです。
教室にはスポーツに打ち込みながら中学受験にチャレンジする子が多くいます。
当然、勉強だけに集中している子とは時間の使い方が違ってきます。
有効な時間の使い方をしなければ、文武両道は成立しませんね。
学習は時間の長さではなく、優先すべきことを把握した上での質の問題です。
習ったその日の確認作業なら、本当に短時間でも定着させる力に繋げることが出来ますが、ほったらかしにしてしまうとまた思い出す作業から始めなくてはなりません。
時間を有効に使うためには何を優先しなければならないのかと優先順位を考えて行動してほしいと思っています。