我が子に考えるクセをつけませんか!
4月17日(日)
【計画を 立てる時間は 惜しみなく】
教室では低学年の学習習慣をつけるために、1週間の宿題計画を立てて実行していく練習をしています。
まずは1週間の自分のスケジュールの把握からスタートです。
低学年の場合、ほとんどがお母さんの管理のもと、習い事のスケジュールが決まっています。
スイミング、そろばん・サッカー・バレエ・・。
特にこの阪神間のエリアの子どもたちは、本当に過密スケジュールをこなしています。
そんな事もあり、まずは自分の1週間の動きを確認する作業はとても重要になってきます。
「月曜日はそろばんで水曜日はスイミング、木曜日は体操。」
「じゃあ、宿題が進められそうな日は、金曜日と、土曜日かな。」
(火曜日はここにきています。)
「じゃあ、今度は今週の宿題を確認!」
「計算と漢字の今日のドリルが7ページと調べ学習プリント1枚と国語の文章問題が1枚だったね。」
「計算と漢字は、毎日1ページは出来る!」
「OK!」
「調べ学習は調べるのに、時間がかかるから土曜日にパパも休みだから一緒に図書館にいって調べる本も借りれるから、土曜日にする!」
「それは他の本も借りられそうだし、楽しみだね。」
「国語の宿題は、月曜日ならそろばんから帰ってくるのが早いから月曜日!」
「やったあ・・。先生計画完成したよ。」
こんなやりとりをしながら、決めていきます。
もちろん、毎週計画通りに実行できるということはありません。
翌週、出来なかった・・と報告を受けます。
「どこがうまくいかなかったかな?」
「そろばんのあとの国語が・・・。」
「国語はゆっくり文章を読まないといけなかったから、金曜日の方が良かったかも。」
「じゃあ。今週は金曜日に変更してもう1度チャレンジしてみよう!」
「そうだね。」
こんな風にまた話をしながら、計画変更をかけていきます。
まだ低学年で小さいから・・と、お母さんはついつい
「今のうちに、学校の宿題、先にしてしまいなさい!」とか、
「スイミングに行くまでに、ひとつ終わらせておいた方がいいよ。」
などと、指示を出してしまいがち・・。
でも、小さくても小さいなりに出来る範囲で考える練習を重ねていくことには大きな意味があります。
子どもに寄り添いながら、自分で計画し実行できる力を時間をかけて積み重ねていきたいと思っています。