テスト返却はどの部分に注目するの?
4月16日(土)
【返却後 真価を問われる 受け止め方】
模試が戻ってきて、順番に子どもと懇談を始めています。
今すぐに取り組まなければならない単元がどこなのか、これからの学習の進め方をどのようにしていけば良いのかが明確になっているかなどを確認します。
子どもはまず自分の点数が気になります。
90点以上なら、ニコニコ(^^♪
70点以下だと落胆
しかし、落胆の原因はというと・・・。
① うっかりミスで落としてしまった。これは無くしていかないと・・。
② うっかりミスで落としてしまった。まあ、次はいける・・。
③ この点数だとお母さんからひとことあるだろうな・・。
④ もう少しテスト前に再チエックしておけばよかった・・。
などと、思いは様々。
①は、改善の余地あり。
②は、ずっと同じようなミスを繰り返すこと間違いなし。
③は、そもそもテストをする意味を理解しておらず、常に点数のみがテストの目的になっている可能性大。
④は、いつもこのコメントを繰り返し、再チエックが実行できていない子。(本人は実行できていないことに気が付いていない。)
しっかり勉強してきて間違えた子は、悔しくてすぐに直しをしています。
つめてきた分、間違えた自分に対して腹立たしく感じているからです。
さほど勉強をしてこなかった子は、(この点ではお母さんから叱られる・・)と、怒っているお母さんの顔がすでに大きく出現していて頭がいっぱい。
(勉強してこなかったのだから出来るはずなどないのですが・・・。)
テストの本質である自分の現在の弱点探しにポイントを合わせることが出来ていません。
懇談では、ひとりひとりに「今現在のあなたの課題はここ」と、具体的に明確に話をしています。
課題を見直す時は、具体的にわかりやすく伝えておかないと曖昧な捉え方をされると全く改善が見られないからです。
子どもたちも真剣に受け止めています。
自分の弱点と今からの課題を的確に指摘されることで、自分を冷静に見つめる時間を持っているように感じます。
具体的に伝える。
自分の目標に向かって、確実な次の一歩を踏み出して欲しいと願っています。