生活リズムが子どもの集中力を左右する!
4月9日(土)
【スギ花粉 子どもの集中 邪魔をする】
春になるとまた、花粉に悩む季節となりますね。
最近は小学生、中学生にも花粉症の子が急増していて、鼻水が止まらなかったり、目がかゆかったりの症状に困っている様子が見られます。
花粉症での集中力は、原因がはっきりしているので薬で抑えたり、メガネを着用したりといったところですが、今日は普段から集中力に欠けている子どもたちについて、お伝えしたいと思います。
では、集中力は一体どのように養われていくのでしょうか。
おとなしい子が集中力があり、ガサガサしている子が集中力がないのでしょうか。
決してそうではありません。
数多くの子どもたちと接してきた経験から見えてきたこと。
それは、ONとOFFの切り替えが出来る子は、早く集中状態に入るということ。
日頃ダラダラと過ごしている子は、集中して取り組むまでにやたらと時間がかかります。
メリハリがない日常を送っている子は、スタート地点に並ぶまでにのらりくらり・・。
学習時間に例えると、準備の遅い子がこれにあたります。
なんとなく始めて、なんとなく問題を解く。
そして、ある程度時間が経過してくるとようやくエンジンがかかり集中している様子が見られるようになります。
しかし時すでに遅し・・。
授業終了の15分前になってやっと集中・・といった子もいるのです。
多分このタイプは、日頃自宅でも宿題を開始するのが遅かったりといった傾向が強いと思われます。
生活習慣が、子どものリズムを作っています。
自宅で過ごす時間にも少し工夫が加われば、大きく改善できると考えています。
ただし、この改善は出来るだけ低学年のうちに・・。
習慣は、日々の積み重ねで体に染みついています。
長い期間、ダラダラと過ごしてきた人にとっては、その習慣をチエンジするには、今までの倍以上の時間が必要になってきます。
学習時間は、時間が長ければ良いというものではありません。
いかに最初から集中して取り組んだかで効率が違ってきます。
スタート時間にすぐにスタートが切れるように、毎日の生活の中でONとOFFの練習をぜひ取り入れて欲しいと思います。
そのためには大人がしっかりと場面が変わった意思表示をわかりやすく伝える必要がありますね。
遊ぶ時はめいっぱい。
勉強する時は決めた時間からきちんと入る。
出来る子は、時間の使い方を会得しています。
頑張っていきましょう