調べて発見・・。
2月6日(土)
【少人数 それを活かせる プログラム】
教室で実現させたい自立学習のためには、まず現状の受け身の形を打ち破るところからがスタートとなります。
今日の理科のテスト。
すでに習ったところがほとんどの中学入試のテストにチャレンジしました。
しかし、それぞれにわからない問題が数問出てきています。
規定時間を経過したのちまず答え合わせをしてから、間違った大問別に受け持つ担当を決めて、教室にある理科のテキストを持ち寄って調べ上げ、間違えた問題の答えに繋がる糸口を探していきます。
テストのあとの解説。
先生が模範解答を示し、そのあと解説を進めていくのが標準的な流れだと思いますが、教室では理科については出来るだけ子どもたちにテキストを広げて答えを見つけ出す作業に取り掛かってもらっています。
理科は、興味を持って調べることで関心が深まり、その上で知識を広げることが出来る教科だと捉えています。
一部、算数的要素を求められる単元では、解説が必要なこともありますが、そこを除けば(興味を持って)の部分は大切にしたいと思っています。
自分で調べて見つけた答えは、鮮明に記憶に残ります。
(あの時、○○さんと一緒に調べて、発見したところだ・・。)
その記憶とともに、どんな時でも正解を記憶の引き出しから取り出すことが可能になってきます。
意味も考えずに理科の淡々と覚えこむ作業のみの授業程、面白くない授業はないと自分自身の幼かった頃の経験からも感じています。
子どもたちは、自らが発見したことについて、発表の場を与えられると本当に目をキラキラさせて学びを深めていきます。
その様子は、こちらが想像する以上の高いグレードです。
子どもたちひとりひとりに、やりがいを感じる学びの提供こそが、教え込まずに伸ばしていく唯一の方法だと確信しています。
今日は、途中でシーベルトって?と、はてなマークがみんなに点灯したので、どれくらいの量がどれくらいのレベルなのかと調べて発表に繋げて学習を深めました。
この取り組みが、みんなの記憶の引き出しにしまってもらえることにつながることを期待しながら・・・
これから先も、どんな場面でも、周りの環境や物事に関心のある子どもたちでいて欲しいと強く思っています。