まわり道
12月12日(土)
【日々前進 まわり道には 価値がある】
最近の傾向として、(時間のかかる取り組み=面倒くさい)の公式が子どもたちの中に、インプットされている場面がよくあります。
何をそんなに急いでいるのかわかりませんが、常に早く終わらせたいと気持ちが先行し、問題をそこそまで読んで解きはじめ、結局ミスにつながっています。
まずは、問われていることをしっかり確認し、過程を大切に解いていく習慣が必要です。
まわり道には、発見がつきものです。
予期しなかった発見が、大きなステップアップのきっかけになることも多々あります。
大人が無駄だと感じるような子どもの回り道の中には、雑学の引き出しにしまっておける貴重なものもたくさん詰まっています。
少しゆったり時間を使える取り組みを、ぜひ生活リズムの一コマに組み入れて欲しいと思います。
次から次へ予定だらけの生活の中から、新たな発見は生まれないのです。
どうすればよいかと考えられるようになるためには、まわり道をするゆとりは必要不可欠。
面倒くさいと感じる背景には、忙しすぎるゆとりのない生活リズムが大きな影響を与えているのかもしれません。
大人が感じる子どもの無駄な時間。
それは成長過程では、決して無駄ではないことをまずは大人が確認したいですね。
スピードが問われることが多い世の中ですが、だからこそまわり道には、大きな意味があるように思えてなりません。
雑学引き出しは、増えれば増えるほど、その人の魅力を広げることにまちがいありません。
今しか経験できないことは、やはり今経験すべきですよね。
大人の階段を一段ずつ上がっていく子どもたちに、まわり道を大いに推奨し、広がりのある視野で物事を見極める力をつけて欲しいと思っています。