子どもとともに成長!
12月14日(月)
【集団の 中で自分を 再確認】
どんな人もそれぞれに何かしらの集団に所属して、私たちの生活は成り立っています。
「私は、一匹狼で集団は必要ありません。」
などと、どんなに頑張っていても、必ずどこかで誰かと関りを持っています。
子どもにしてやれることは何かと親の立場から考えると答えはいろいろ出てくるとは思いますが、この集団の中で少し頑張れば確実にレベルアップしていける・・と、感じられる集団に身を置き、切磋琢磨できる関係を築ければ、子どもは様々な出来事を吸収し、伸びていくように思います。
ある程度その中で小さな自信を積み上げると、今度はそれぞれの場面で、自分の考えを主張し、また人の意見にも耳を傾けられるようになってきます。
いくつになっても、親は子どものことが心配で仕方がないとは思いますが、子どもとの関係や距離感には注意を払うことが必要になってきます。
子どもは自分とはちがう一人の人間で人格を持っています。
親の所有物ではありません。
よくお母様から、
「全くうちの子は言うことを聞かなくて・・。」
と、ご相談を受けますが、言うことを聞かない・・という表現は、言うことを聞かせたい・・という思いが前提の上で成り立っています。
言うことを聞かせるのではなく、今どうすればよいのかを考えられる状況を作ってあげることがそばにいる大人の役割ではないでしょうか。
常に子ども自身が考えて答えを出す場面を、上手に提供する演出家を引き受けられるのは、1番身近な存在のお母さん以外に適任者はいません。
子どもは、神様からの大切な預かりものなのではないでしょうか。
親のあなたが子育てを通して何を学べるのかが、試されているのかも知れませんね。
子どもの成長は、お母さんの成長でもあると思います。
言い方ひとつで、子どもの心は大きく変化します。
子育てに奮闘出来る時間は、貴重です。
私の経験上、子どもは気が付けばあっという間に大きくなって、巣立っていってしまいます。
本当の意味で、子どもが巣立っていけるように、今何をするべきかと考えて、見守る距離感を意識して子育てを楽しんで欲しいと思います。