大人の学び
5月23日(土)
【子どもとの 適度な距離感 考える】
我が子に自立させたいと親はいつも考えます。
しかし、本当の意味で先々自立させようと思うなら、日頃から子どもとの距離感について少し意識しておかなければなりません。
いつもついつい構い過ぎていて、自立の妨げとなっているような場面がとても多い気がします。
親が時間に余裕がある時にはべったりと寄り添って、時間がない時は、
「もう一人で出来るでしょ?」
などと、対応されると子どもたちはどうすれば良いのかと戸惑うのも無理はありませんね。
お母さんに時間がある時にも、子ども自身に自分で考えさせる時間の使い方が必要です。
いつも
「お母さん、ここ分からない・・・。」
の言葉に側へ行き解き方を教えていると、子どもは
「分らなければお母さんに聞けばいいんだ・・。」
と、学習します。
実際、そうなっている子は、授業中に解けない問題に直面すると、決まって
「先生、この問題は家でやってくるわ。」
と、言いだします。
(これ分んないから家でお母さんに聞いたらいいか・・・。)
多分こんな感じなのです。
そんな状況にしておいて、時間がない日にいきなり
「いい加減、ひとりでやってみてごらん・・。」
などと言うのは、少し違う気がしませんか。
最終的に一人で学習を進められる事を望むのであれば、そう出来るようにきちんと考えさせる習慣を定着させる事が先決。
いつも考えさせるスタンスは保った上での関わり方、接し方を大人が考えていくべきです。
すぐに教えて早く済ませてしまう事が一番簡単な方法かも知れないですが、早く済ませてしまう事が目的になってはいませんか。
自分で解く力を養わなければ、学習の意味はないと考えます。
子どもとの距離は、そういった意味からも大人が考えておくべきだと感じています。
時間に追われる毎日を過ごしていると、見落としてしまう大切な事もあるように思います。
最終目的をいつも頭において、どう行動するべきかを考えたいものですね。
大人もしっかり学びましょう・・。(^-^)