時間の使い方
5月18日(月)
【リズムよく 時間を使う 習慣を】
子どもたちにいつも時間を有効に使おうと提案しています。
今の子どもたちは、習い事も多く、本当に過密スケジュール。
お母様方はいつも手帳を片手に、懇談にお見えになります。
子どもたちのスケジュール管理には、手帳が不可欠な程、予定が詰まっているのだという事です。
学校が終わってからも、家でボーっと過ごせる時間を持てている子がどれぐらいいるのかと、時々考えてしまいます。
しかし、ならば尚の事、時間の使い方をきちんと考えていかなくてはなりませんね。
そして、出来れば子どもの意志で自由に出来る時間を作ってあげたいと強く感じます。
息が詰まるような生活リズムになってはいませんか?
私たち大人だって次々決められたことが押し寄せてくる時、疲れを感じますよね。
ましてや自分の好きな事でなければ、ある意味忍耐ですよね。
まだ大人なら、自分で適当にコントロールしながら、息がつまらないように息抜きをするすべを心得ているので、上手く切りぬけていますが、子どもは与えられた通りのスケジュールから少し羽目をはずそうとするのは、至難の業で、毎日決まった通りに行動するしかなくなっているのかも知れません。
(今日は、自分の思うままに過ごしたいな・・。)
たとえ、そう思う日があったとしても、実行に移せていない子が大半ではないでしょうか。
日々過密スケジュールの中で、豊かな発想力を求めるのはあまりに酷な話です。
発想力は、寄り道や大人が無駄だと感じる子どもの行動の中から、芽生える部分が多々あります。
大人は子どもが過密スケジュールに慣れてしまう事の怖さを、頭の片隅に少し残しておきたいですね。
子どものうちに寄り道やまわり道をして、多くの発見をしておく事は、これからの社会生活の中において、選択肢の広がりを持てる人へのステップアップとなることは、間違いありません。
雑学を数多く知っている子と話すのは、とても面白く引きこまれる魅力を感じます。
1日24時間しかないけれど、その時間をどう使うのかは自由です。
一度立ちどまって、考えてみたいものです。