楽しく書く!
5月17日(日)
【書く作業 習慣づけば 楽しめる】
教室では本当に書く作業の時間を大切にしています。
「うちの子は書くことが苦手で・・・。」
と、よくお母さんから相談されますが、書くこと自体が苦手な訳ではなく、書くことの経験回数が少ない事が原因となっている事が大半です。
それが証拠に、少しずつ書く作業を積み上げていくと、みるみるうちに生き生きとした文章がすらすらと書けるようになってきます。
ドリル数が足りていなかった事に気がついてもらえず、夏休みになれば毎年読書感想文の課題に頭を悩ませ、お母さんから
「早く書きあげてしまいなさい!」
と、半ば叱られつつ取り組む子どもが多いのも現状です。
作文用紙を前に、何からどう書けばいいのかと頭を抱え込んでいる子どもたち。
いきなり大作を書けるはずなどありません。
まずは、楽しみながら書いていける短いものから、始めてみましょう。
例えば、毎日の朝、昼、夜のご飯のメニューを書き留め、簡単なスケッチを描き入れ、味の感想を簡単に2,3行書いてみるだけでも十分な効果が期待出来ます。
最初は2,3行のコメントで精一杯でも、少し続けていると5行になり10行へと変化してきます。
1冊のノートを作っておけば、お母さんとの交換日記のように、子どもたちが食べたいものなどリクエストしてくるようになるかも知れませんね。
新たな子どもとのコミュニケーションも生まれてきそうで、ちょっとワクワクしませんか。
まずは、簡単にやり終えられる量の課題を上手く提供してあげる事。
それにプラスして必ずその作業の中に、楽しめる要素を盛り込んでおく事がポイントです。
どんな事を積み上げるにも、段階を踏んで積み上げていかなくてはいけないのですが、まわりの大人はいつも完成を急ぎ過ぎています。
もう少し大人が、子供目線で物事を判断し、今の状況には何が必要かとしっかり分析し、対応していくべきだと思っています。
「書くことが楽しい!」
と、笑顔で鉛筆を走らせる子どもが一人でも多くなることを願って、楽しみながら取り組める提案を数多く提供していきたいと思います(^-^)