日常の中でイメージしよう
4月20日(月)
【イメージ力 少しつければ 大きく変化】
先日、スケートの国別対抗戦が行われていました。
それぞれが自分の滑走順に合わせて、自分のべストパフォーマンスを披露出来るように、ウオーミングアップの時間を考え、身体をベストの状態に持って行く準備をしていましたね。
自分に与えられた時間の中で、すべてを出し切るために逆算して今、何をするかを考えて行動しています。
あんなに華麗な演技を見せてくれる羽生選手だって、生まれながらにしてスケートが上手だった訳ではないと思います。
幼少の頃、自分が将来金メダルを手にすることをイメージし、表彰台の一番上で君が代を聴くことをイメージし、そして逆算を繰り返し、練習し、今に至っているのです。
何かを達成しようと思う時、この逆算がしっかり出来るタイプと、そうでないタイプとでは結果に大きな差がでているように思います。
まずは、しっかり自分がどうなりたいかをイメージできているかどうかが重要です。
なんとなくこんな感じに・・・と、イメージがぼやんとしていては、しっかりした逆算につながるはずがありません。
いろいろなものをイメージする練習を積んで下さい。
幼少の頃、絵本の主人公になりきって、喜んだり悲しんだり、感動したりすることも、とても大切です。
ごっこ遊びも、イメージ力をつけるにあたり、欠く事の出来ない遊びのひとつです。
「幼少期はしっかり遊んでください。」
と、私がいつも伝えているのは、イメージする力の基盤作りに様々な経験が絶対的に必要だというのが、理由のひとつだからです。
算数の文章問題ひとつを取り上げてみても、問題をイメージ出来る子は、公式を忘れてしまっていても解答につながる絵がかけて、考え進めていく作業が出来ています。
学習はテキストや問題集をひたすら解いていれば良いのではありません。
考える力、イメージする力がなければ、自分で到達点までたどりつく力がありません。
日常のいろんな場面で、もっとイメージしてみて下さい。
お話の一文をイメージしてどんな光景かと考えてみて下さい。
きっと、少しずつ見えてくるはずです。
今まで見えなかったものが発見出来るかも知れませんよ(^-^)