自分の事は自分で
3月12日(木)
【輝く子 逆算力が 光ってる】
いつも多くの子どもたちに囲まれていると、それぞれの個性が垣間見れる瞬間に数多く出会います。
最近、そんな子どもたちに逆算力をつけてもらいたいと強く感じます。
「1週間後にテストがあります。」
そう言ってテスト範囲が配付され、子どもたちは早速テスト勉強に取りかかっています。
しかし・・。
すぐに範囲表に記載されたページを開き、解き始める子と、まずは範囲表の中身を吟味しながら、テスト前日までの自分のタイムテーブルを書きだす作業に入る子とに分かれています。
教室では、ここに通い始めた時から、次回に来るまでの宿題を進める計画表をずっと立てています。
この計画表を毎回きちんと立てられる子は、学年が上がってもテスト前に焦る姿はありません。
でも、この計画表を立てられるようになるには、まず自分の1週間の動きを把握している事が大前提。
しかし、お母さんが子どもの動きを管理していて、本人が分かっていないという場合が非常に多いのです。
この状態で、自分の1週間のスケジュールなど立てられるはずがありませんね。
小さくても小さいなりに、自分の身の回りのことは、自分で管理させなければ、逆算力はつきません。
まずは、子どもに
「自分の事は自分で!」
と、意識させることが、とても重要だと思います。
お母さんが立てたスケジュール。
実行に移さない子どもの様子をみながら、イライラばかりがつのり・・・なんてことがよくあるのではないでしょうか。
子ども自身に考えさせて実行させる。
まずは、ここからだと思います。
お母さんの考えたスケジュールだと、子どもたちは自分の意志を組み入れることができません。
何度も何度も失敗続きになるでしょうが、それでも自分で考えさせて下さい。
(○○時までに、宿題を終わらせてご飯を食べさせて、お風呂に入れて寝かせたい・・。)
お母さんの思い通りにはなかなか上手くいきません。
きっと、子どもたちにだって、言い分はあるはず・・。
もちろん最初は、大変な作業になることは、言うまでもありません。
ですが、この作業を出来るだけ学年が小さいうちに身につけさせてあげれば、高学年になって、本当に自力で頑張っていかなければならない場面で、他の子と数段の差がついているのです。
もちろん逆算力も飛躍的に伸びています。
(まだ小さいんだから、私が指示しないと・・。)
もし、今そう思っていらっしゃるなら、今日から考えを変えてみて下さい。
テストの点数だけが良ければ満足ですか?
そばにつきっきりで、ひたすらに問題をさせれば、点数は取れると思います。
それで良い点数であれば、問題ないのでしょうか?
テストは自分の現在の弱点探し。
どこをもう一度見直さなければならないのかをチエックすることが大切なのでは・・・。
本質的な部分で力をつけて、学校で習う基礎を活かして応用出来る子どもに育って欲しいと思いませんか。
【自分の事は自分で・・・。】
当たり前の事をもう一度、見直してみませんか?