必死のSOS
1月26日(月)
【オンとオフ きちんと出来る子 輝く子】
まだ学年が小さいと、
「1時間椅子に座っている事がなかなか出来なくて・・。」
「1時間ぐらいは、集中して欲しいんですけど・・。」
と、御相談を受ける事がよくあります。
1年生で、1時間ずっと集中出来る子がどれくらいいるでしょうか。
1時間ずっと集中出来なくても
「ここ、ポイント!」
という時に、しっかりギアチェンジ出来る子に、私は大きな可能性と魅力を感じます。
大切なのは、
「ここ、ポイント!」の場面をキャッチ出来る力があるかということ。
学習面でメリハリのある子は、日常の生活にもメリハリがあり、その中で自分のリズムを作っています。
「あの子は頭がいいよね。」
そう言われている子に少し注目してみてください。
ひたすら真面目に勉強ばかりしているのでしょうか。
決してそうではありません。
ただ、日常の生活リズムは安定していて、切り替えが上手なのです。
遊ぶ時はしっかり楽しんでいて、大切な場面ではしっかり集中してその物事に取り組めています。
生活リズムが整っていれば、オンとオフの切り替えはわりとスムーズに出来るのですが、俗にいう「ながら族」になっていると、切り替える習慣がないために、ずっと同じ調子でだらだらと時間を使ってしまっています。
その為、少しの宿題を済ませるのに、何時間もかかってしまっている子がいるのです。
「遊び始める時は、ものすごくはやく行動を起こせるのに、勉強となると一気にペースダウンで・・。」
こんな声もよく耳にしますね。
しかし、生活リズムが安定していれば、時間を気にして行動するクセがついているので、リズムよく勉強もはかどっています。
ダラダラしているには、そうなっている原因が必ずあります。
まずは、その原因が何なのかを突き止めるところから、スタートです。
子どもたちは、いつも困っている事に対して何らかの形でSOSを出しています。
夜、寝るのが遅くなってしまっていれば、眠たくてたまらない顔で教室にやってきます。
自分の言い分を聞いて欲しいときには、少し大きな音を立てたり騒いでみたりと、自分に注目を集めようと必死になっています。
その事に気づいてあげる事が出来て、少し寄り添ってあげられれば、本当にあっという間に子どもは変化していき、オンとオフのスイッチを自分で操作できるようになっています。
子どもが、今出来なくなっている事には、必ずそうなっている原因がある事を把握し、お母さんがその原因を探し当てた上で、寄り添ってあげる事が求められています。
ただ一方的に怒ったりする前に、少し振り返ってみませんか?
当然お母さんだって神様ではありません。
間違う時もたくさんあります。
だから、間違いに気づけば、修正すれば良いのです。
私自身も多くの子どもたちに気づかされる事がいっぱいで、いつも反省ばかりです(・_・;)
でも、だからこそ毎日やりがいを感じて過ごす事が出来ると感謝しています。
子どもたちはみんな純粋で、キラキラ輝いています。
一番大好きなお母さんに自分を分って欲しいと、いつも必死に様々な形でSOSを出しています。
そんな、一生懸命伝えようとしているサインを見逃さず、過ごしていきたいですね♪