子どもと一緒に
6月5日(木)
【継続し 毎日ずっと 繰り返す】
計算も漢字学習もまずは、習慣になるまで続けられるかが、第一関門。
3日坊主という言葉もありますが、たとえ10分だとしても、毎日続けるとなると、なかなかこれが大変です。
毎日ご飯を食べるように、歯磨きをするように、お風呂に入るように、当たり前の仲間に、学習が入ってしまえば、全く問題はありません。
だから、習慣づけは年齢が小さいほど有効だと考えています。
「まだ小さいから、遊び優先!」
私も大賛成です。
幼い頃にしか出来ないことがたくさんありますよね。
しかし、習慣づけだけには少し時間をかけて、毎日繰り返して欲しいと思っています。(まずは短い時間で)
3時になると、
「おやつの時間だ・・!】
と、子どもたちの中におやつの時間が定着しているように、7時から20分だけは学習の時間!と決めて、毎日繰り返す。
習慣づくまでは、必ず毎日繰り返す。
僅か20分であっても、1週間では140分。
積み上げていけば、相当基礎力はついてきます。
ただし、気をつけたいのは、もし、1日20分と決めて始めたのなら、
(今日は調子が良さそうだから、少し時間をのばして・・・。)
(明日はスイミングがあるから、明日の分も今日一緒に・・。)
などと、まだ定着していない段階で親側がルール違反をしないことです。
子どもが自発的に、
「もう少し、頑張ってみようかな・・。」
と、言ってきたのなら話は別ですが、時間を守ることは、非常に大切です。
日常の中では、大人は気づいていませんが、結構大人(お母さん)の都合で動いていることが多いのです。
お母さんの行動を修正してくれる、会社でいう上司にあたる人がすぐそばに要る訳ではないので、ついついお母さんの都合が理不尽にも通っていることがあるのです。
「お母さんはちゃんと時間を守ってくれる。」
この絶対的信頼感を、まずは築く必要がありますね。
慣れてくれば、時間は自然と20分ではなくなってきます。
気がつけが、1時間近く経っていた・・なんてことになっています。
これが出来れば、
「はやく、宿題やってしまいなさい!」などと、小言をいう必要などありませんね。
子どもだって、お母さんから注意されることなく、快適に学習が終えられれば、こんなに嬉しいことはないはずです。
親子両者にとって、精神的にもリラックス出来そうに思いませんか?
ただし、この状況になるまでは、とにかくひたすら続けてください。
出来ればその時間、お母さんも気配を感じられる距離感のもと、本を読むとか、家計簿をつけるとか、椅子にすわって机に向かっている事をお薦めしたいと思います。
その時間の雰囲気を毎日一定にすることで、子どもは生活リズムの一部として受け入れやすくなります。
たかが20分、されど20分です。
毎日、宿題は?・・と、声をあげる日常から、そろそろ卒業してみませんか・・・。
こんな習慣の中から、子どもの自立心は芽生えてくるのだと思います。