子ども主体の時間がありますか
5月20日(火)
【焦るしか どうすることも 出来なくて】
思考力を育てようとすると、まずはじっくり物事を見つめる作業が必要です。
子どもたちの性格は十人十色。
さっさと課題を済ませてしまいたい子もいれば、他の人がビックリするようなことを発表したい!と思う子もいます。
今の子は、習い事が数多くあり、なかなか自由な時間が確保出来ていない場合があります。
(ここで言う自由とは、遊ぶ時間のことではなく、じっくり考える時間。)
考える作業が苦手な理由もこのあたりに要因のひとつがあるのかもと、少し頷けるところです。
大人の私たちでさえ、バタバタした中で、良い解決策や集中して取り組まなければならない出来事の処理にあたるのは、なかなか難しいことだと思います。
親が見ている子どもたちの姿と素のままの子どもたちとの間には、少しギャップがある場合もあるように感じます。
「うちの子は、とにかくじっとする事が出来なくて・・。」
「何かさせておかないと、遊んでばかりで・・。」
お母さんと話をしていると、いつもこんな風にご相談を受けますが、
実際その子は
「もう少し、ゆっくりする時間が欲しいわ、先生。」
「何か毎日全然自由な時間がない・・・。」
「本当は家で図鑑広げて調べてみたいこと、あるんだけど、ホント時間なくてさ。」
「宿題してても、お母さんからはもう、次する事の指令が出てるもん。」
「ゆっくり考えて・・なんて家では無理!!」
子どもは子どもなりに、色々感じています。
親が見ている面とは、また違った一面が同居しています。
関わり方は本当に難しい面も兼ね備えています。
でも、どうすれば自立が促せるのか・・・。
そこから考えてみたいものです。