日々、引き出し作り
4月26日(土)
【それぞれの 個性を生かす アドバイス】
子どもたちはそれぞれに性格も違っています。
ノリの良い子もいれば、言葉で伝えることが苦手な子もいます。
いつもそれぞれその子にとって響くアドバイスを・・と、思いは募りますが子どもたちにもその日の調子や気分もあり、生身の人間相手なので、なかなかこちらが思っているようには行かずに、今日進めようと思っていた単元が進まずに終わってしまうということもよくあります。
子どもにだってその日の調子があるのです。
① 出かける前にお腹が痛かった。
② 宿題が全部出来ていない。
③ 学校で友だちとケンカした・・・。
など、調子の出ない原因は様々だと思います。
特に、年齢が小さい程、その自己コントロールは難しく何かあれば、すぐに態度に直結してしまいます。
(とても、今勉強する気分じゃないや・・。)
こんな感じで教室のドアを開ける日だって、時にはあると思います。
この状況をどう、いつもの状態に近づけるか・・。
ここが、教室での役割になると思っています。
それには、こちら側の披露できる引き出しの数がものをいうことになってきます。
考えていたカリキュラムなど、調子の出ない子どもたちには到底通用しません。
即座に次の一手を考え、違う切り口でまたアタックをかけなくてはなりません。
しかし、だから面白い!と、思います。
いつも思いもよらぬハプニングも次々と起こってきます。
この仕事を始めた頃は、とにかく毎回決めたカリキュラムをきちんと時間内にやり終える事が第一の目標でした。
でも、こどもたちがやる気に慣れない日に淡々と・・というのには、限界があると思います。
『今日のカリキュラムがしづらい日は、違うことで、今日進めようと思っていたテーマに近づけばいい。』
そう思えた瞬間から、本当の意味でレッスン自体を楽しめるようになりました。
今は、絶えず引き出しの数を増やせるように、またその内容をバージョンアップ出来るように日々まわりの状況に敏感になり、雑学を含め大切にしようと思うようになりました。
子どもたちは本当に可愛いです。
成長過程を間近でみつめられるこの仕事に出会えて、本当に幸せを感じています。