タイミングと伝え方
4月23日(水)
【タイミング 叱るも褒めるも 重要視】
子どもたちを見ていると、本当にタイミングは重要だと痛感します。
それは、叱る時においても褒める時においても・・・。
そして、叱られていること、褒められていることが必ず分かるようにすることも大切。
お母さんは叱る時によく、今叱るべき事だけでなく、少し前の出来事やもっと以前の事を思い出し、それを一緒にして叱っている事は、ありませんか?
「どうして、今日は5時に帰って来るって約束したのに、時間を守れなかったの?」
「・・・。」
「理由があるなら言ってごらん。」
「・・・。」
「先週は先週で、忘れ物をしてきたし・・。」
こんな風に、今日約束を守れなかった事を注意したいにもかかわらず、先週のことを持ちだして、そのことも叱ってしまうことって、ありませんか?
先週の事についてはすでに先週叱られ終わっていて、子どもの中ではもう終わった過去形なのですが、お母さんの中では、先週も今週も・・と、ダブルでの記憶として鮮明になっていてついつい長時間叱ってしまう・・なんてこともあるのではないでしょうか?
叱る時も褒める時も、何の事を今叱られているのか・・。
何の事を今褒められているのか・・。
その伝え方は、子どもが何を叱られているのかを理解出来る形であるべきだと私は思っています。
褒める時は、以前の事が含まれていてもOKな場合があると思いますが、叱る時、注意する時は子どもが今、何を叱られているのかを明確にして伝えることがとても大切です。
女の人は感情的になることが多くて・・なんてこともよく耳にしますが、かなりさかのぼった事まで叱られてしまっては、多分子どもたちは、
「あーまた始まっちゃった・・。」
ぐらいの受け止め方になってしまう事も少なくありません。
タイミングと伝え方。
私たち大人にも課題が与えられているような気がします。