子どもの視線から
11月14日(木)
【今何が 自分に出来るか 考える】
先を見据えて行動する。
よく言われる言葉ではありますが、これを子どもたちの中に浸透させるには時間が必要です。
昨日の授業中。
いくつかのグループがちがう学習をしていました。
それぞれに課題があり、自分が取り組んでいる課題に向かっていました。
あるグループが、全部終わったのか、進めなかったのかは定かではありませんが、2人で雑談し始めました。
ほかの子どもたちは、課題を終え時間が余るとすぐに次の自分の課題をみつけて取り組んでいます。
時間が来て、グループ発表となった時、きちんとまとまってなかったのはその2人だけでした。
順番に発表となり、2人に順番が回って来た時でした。
「まだ、出来ていません。」
そう言った矢先に
「それならどうして話しこんでたの。全く関係ない話しで盛り上がってたけど。」
私が発言するまもなく、違うグループの子どもたちから声が上がりました。
「発表の時間、決まってたんだよ。」
「ぎりぎりまで考えてた感じで、まだ出来てないって言われるなら納得できるけど、違うよね。」
「それ、おかしくない?」
しばらくそのまま様子をうかがうことに・・。
話しこんでいた勢いはどこへやら・・。
全く反論することが出来ません。
しばらく沈黙ののち・・。
「次回からは迷惑かけなくていいように、頑張る。」
か細い声でみんなに伝えました。
「困ってるんだったら、声かけてよ。」
「この間は、俺らが教えてもらったりしたんだし。」
男の子の笑顔で、教室の空気はいつもの感じに戻りました。
私の出番がなかったことが、とても嬉しいひとコマでした
自発的学び。
これを育むには、見守る忍耐が必要です。
グループでの学びは、あらゆる角度から物事をみつめる絶好のチャンス。
子どもたちは刺激を受けながら着実に進化し続けています