個を活かす子育てとは?
春分の日。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今日も、小学生高校生と工夫を楽しむ授業でした。
そんな祝日に個を活かすについて、少しお話したいと思います。
他者との違いに注目して!
「平均点」「偏差値」というワードに保護者の方々は一喜一憂。
では、
「なぜ平均的でなければならないのですか・・。」の問いかけに少しはにかんだ笑顔で答える保護者の答えはどこかしらトーンダウン。
我が子の特性、個性について一番よくご存じのお母さん、お父さん。
他者とはここが違うよね・・を、ぜひぜひ発見し、その違いを伸ばせる可能性のある素材提供に時間を使ってみませんか。
うちの子だから、これができる!
自信をもってそう話せることって、素敵だと思いませんか。
平均的である必要性ってなに?
教室で実施している思考力検定。
問題の中に、(考え方)を問う問題があります。
計算式ではなく、考え方を書くスペース。
このスペースの使い方でその子のインプット、アウトプットの力量が見え隠れ。
習っていない計算で解かなければならない学年の子でも、今現在インプットされている情報を使ってなんとか考え方を説明しようと一生懸命な姿が見れる子もいれば、全くの白紙状態の子も・・。
インプットばかりの学習法を良しとしてきた子にとっては、考えて違う形に変換する力は苦手分野。
逆に自分流のインプットを時間をかけて行ってきた子どもは、思考力を問う設問に対して、アウトプットしてからの使い方をとても上手に文章化したり、線分図化したりと表現豊かな解答へとつなげています。
どの分野でも平均的にそつなくこなす力と個性を活かしたアウトプットからの変換能力の高い力。
どちらが、社会に出て役立てることが可能でしょうか。
みんなと一緒でなくていい
個性を伸ばすには、違いを認めて子どもと向き合うことが大前提。
この「違いを認めて」が保護者にはかなり高いハードル。
なぜかいつも他者との比べっこが顔をのぞかせてしまいます。
比べっこ、もうやめませんか。
個性に磨きをかけて、
「その分野なら○○さんに相談するといいんじゃない?」
と、言われる学び方も捨てたものではありませんよ。
平均的なオールマイティを目指すより、ずっと個性が活かせるのではないでしょうか。
WBCから学ぶこと
今も日本代表がメキシコと戦っています。
日本代表メンバーも、個の特性を十分に活かしながら、一つのチームとして戦っています。
それぞれの持ち味をフルに発揮して、自分の仕事を全うすることを最大の使命として、個性を活かしています。
これからは、平均的でなくとも、「自分の個性」を磨くことが、社会での役割を担えるのではないでしょうか。
春の日に、少し立ち止まって考えてみませんか。
ではまた・・。